コレラワクチン接種
一体的に行うよう要望

養豚全国4位の群馬県は、豚コレラの拡大を防ぐため、全国一斉にブタへのワクチンの接種を行うよう求めていますが、対応が難しい場合は接種を実施した県に風評被害が集中しないよう、群馬県だけでなく周辺の県も含めて一体的に行うよう国に要望しました。

これは群馬県の山本知事が3日の記者会見で明らかにしました。

豚コレラは先月関東地方で初めて埼玉県の養豚場でも感染が確認され、群馬県は県内のブタを含む全国のすべてのブタにワクチンを接種するよう国に求めてきました。

一方で、ワクチンの数が足りないなど対応が難しいおそれもあり、その場合にはワクチンを接種した県に風評被害が集中しないよう関東の周辺の県も含めて接種を行うよう改めて国に要望したということです。

会見で山本知事は「群馬県のブタにワクチンを接種すれば価格が下がる心配があり、国には、しっかり風評被害対策をしてもらいたい。近県との連携も重要だ」と述べました。