国土交通相起用の赤羽氏
「命と暮らしを守る」

国土交通大臣への起用が内定している公明党の赤羽一嘉氏は、11日午後1時すぎに議員会館の事務所に入ったあと、総理大臣官邸に向かいました。

この際赤羽氏は記者団の取材に応じ「国民の命と暮らしを守ることに直結する、責任と使命の大きな職責であり、全力で頑張りたい。私は、阪神・淡路大震災を経験し、『現場第一主義でなければ政治家は務まらない』という思いでこれまで仕事をしてきたので、これからもそうした思いで頑張りたい」と述べました。

初閣議後会見「防災や減災に強力に取り組む」

赤羽国土交通大臣は、初閣議のあとの記者会見で相次ぐ災害への対応について、「国民の皆さんの安全と安心のために頻発する激甚災害に対し、防災や減災に強力に取り組む。限られた予算で効果を発揮していくために国や県、市町村のネットワークをしっかりとつくっていく」と述べました。

一方で九州新幹線の長崎ルートの整備をめぐって地元の佐賀県が多額の財政負担を理由にフル規格での整備に反対していることについては、「いろいろな意見があるのは承知している。基本的には、政府与党の申し合わせを踏まえて予定どおり進めていかなければと思っている。まず私も佐賀県の知事さんに面会して、話しを聞いて智恵を出していきたい」と述べました。