日韓関係悪化も
交流イベントは継続

日韓関係の悪化で、韓国との交流事業の中止が相次ぐ中で、交流イベントを実施した人たちもいて「交流を通して互いの理解につながる」などと話しています。

このうちおととしから演劇を通して韓国と鳥取県の高校生の交流を続けている鳥取市の劇団「鳥の劇場」ではこの夏も韓国のアンサン(安山)市に高校生を派遣しました。

芸術監督の中島諒人さんは「交流がないと先入観で人を見てしまうが、交流することで実際の考えや思いを理解できると考えている。未来を担う子どもたちがそうした体験を通して理解し合うことで今後の日韓関係によい影響を生むのではないかと考えた」と話していました。

また今月4日、東京 新宿区で韓国、ネパール、それにベトナム、中国の人たちと交流するイベント、「新大久保フェス」を開催した新大久保商店街振興組合の事務局長の武田一義さんは「観光客ではなく地元の人が『この街に住んでよかった』と思えるようなイベントをやりたくて企画した。多くの仲間や家族が集まって笑顔がたくさんあった。こうした場を作ることで横のつながりができ、自然な形でさらに交流が広がっていけばいいと思っている」と話していました。