知床 観光船沈没事故 立民 国の監督など検証チーム立ち上げ

北海道の知床半島沖で観光船が沈没した事故について、立憲民主党は、運航会社に対する国の監督が適切に行われていたかなどを検証するチームを立ち上げました。

立憲民主党の「知床遊覧船事故検証チーム」は国会対策委員会のもとに設置され、馬淵国会対策委員長は13日午前、検証チームの責任者3人を集め「早いペースで検証を行い、問題の根底にある課題を洗い出し、行政の監督責任を含めてただしてほしい」と指示しました。

検証チームでは、運航会社が去年、別の事故を起こした際に国が行った特別監査が十分だったかを中心に検証することにしています。

座長を務める大串衆議院議員は、記者団に対し「去年の特別監査で、国土交通省が運航会社のさまざまな問題点を指摘していれば、今回の事故は起こらずに済んだのではないか。この検証なしに、今後の改善策の検討には進めない。行政の在り方を監視するのは野党の大きな役割なので、真摯(しんし)に議論していきたい」と述べました。