「商業動態統計」公表日3日前
からホームページに誤掲載

国の基幹統計の1つになっている商業動態統計について、経済産業省が本来の発表時間よりも前にホームページに誤って載せていた問題で、萩生田経済産業大臣はこの統計が掲載されたのは公表日の3日前だったことを明らかにしました。

この問題は、国内の小売業や卸売業の販売額などを毎月調査している商業動態統計について、経済産業省が去年12月分の速報を、本来の発表時間である1月31日午前8時50分よりも前にホームページ上に誤って載せたものです。

これについて萩生田大臣は1日の閣議のあとの記者会見で、ホームページに掲載されたのは3日前の先月28日夕方だったことを明らかにしました。

経済産業省は原因について調査を進めていますが、省内の情報システムを更新している際に、公表手続きの注意点が職員に十分伝わっていなかった可能性があると説明しています。

萩生田大臣は「金曜から月曜の朝までに多くの人がホームページを見ている。職員がみずからのホームページがどうなっているか、確認する人がいなかったのか厳しく指導した」と述べました。