東派遣の哨戒機 帰国
途中ベトナムで故障

中東地域に派遣された海上自衛隊の哨戒機1機が、帰国する途中のベトナムでエンジンの不具合を起こし、さらに新型コロナウイルスの感染拡大に伴う入国制限で、日本からの整備員も現地で待機が必要になることから、およそ2か月にわたって留め置かれる見込みとなりました。

不具合を起こしたのは、中東地域への自衛隊派遣でことし1月に第1陣として派遣された海上自衛隊のP3C哨戒機1機です。

防衛省によりますと、哨戒機は先月29日、海賊対策や情報収集の任務を終えて帰国する途中、ベトナムの空港でエンジンの不具合を起こし、そのまま留め置かれています。

機体の復旧に向けて、防衛省がベトナム政府と調整した結果、来月1日に航空自衛隊の輸送機で整備員を派遣することになりました。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う入国制限で、整備員は現地で14日間の待機が必要となり、整備を終えて哨戒機が日本に戻るのは来月下旬になるということで、およそ2か月にわたって現地に留め置かれる見込みとなりました。