35A」は116億円
主要装備品の単価一覧公表

今後5年間の中期防衛力整備計画に盛り込まれた主要装備品の単価の一覧が初めて公表され、最新鋭のステルス戦闘機「F35A」は1機当たり、116億円などとなっています。

去年12月に策定された新たな「防衛計画の大綱」に基づく、今後5年間の中期防衛力整備計画で、防衛費の規模は27兆4700億円程度で過去最大となります。

これを受けて、防衛省は計画に盛り込んだ主要装備品の単価の一覧を公表しました。それによりますと、5年間で27機取得する最新鋭のステルス戦闘機「F35A」は、1機当たり116億円で、地上配備型の迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」2基は、単価が1224億円で最も高額となっています。

一方、「空母化」する大型護衛艦に搭載可能な「F35B」については正式な機種選定の手続きを経ていないなどとして、非公表となっています。

装備品の単価は予算に計上された段階で個別に公表されていますが、中期防衛力整備計画に盛り込まれた装備品を一覧表の形で公表するのは今回が初めてです。

防衛省は「装備品の効率的な取得に対する国民の関心は高まっており、透明性確保の観点から積極的に公表することにした」と説明しています。