自民 二階元幹事長 “次の衆院選立候補せず” 岸田首相に伝達

自民党の二階元幹事長は党本部で記者会見し、派閥の政治資金パーティーをめぐる問題でみずからの政治的な責任を明らかにするため、次の衆議院選挙に立候補しない考えを岸田総理大臣に伝えたことを明らかにしました。

二階氏は衆議院和歌山3区選出の当選13回で85歳。
和歌山県議会議員などを経て昭和58年の衆議院選挙で初当選しました。

平成5年に自民党を離党し、新進党や自由党などを経て、平成15年に復党し、経済産業大臣や党の総務会長などを歴任し、平成28年からは歴代最長の5年余りにわたって党の幹事長を務めました。

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題では、二階氏の秘書が政治資金規正法違反の罪で略式起訴され、先月、有罪が確定しました。

今回の問題を受けて、党が行ったアンケートには政治資金収支報告書に記載していなかった派閥のパーティー券収入がおととしまでの5年間で3526万円あったと報告しています。
また会長を務めていた二階派はことし1月に解散を決めています。