衆院政倫審 下村元政調会長出席で18日開催 報道関係者にも公開

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、衆議院政治倫理審査会は、安倍派の下村 元政務調査会長が出席する審査会を、報道関係者にも公開して来週18日に開催することになりました。

今回の問題で、衆議院政治倫理審査会では先に岸田総理大臣と、安倍派と二階派の事務総長だった5人が出席して弁明と質疑が行われたのに加え、同じく安倍派の事務総長経験者の下村 元政務調査会長が12日、新たに出席を申し出たことから、与野党が具体的な日程を協議していました。

そして、14日午後、審査会の幹事懇談会で、下村氏が出席する審査会を来週18日の午後3時すぎから開催することで与野党が合意しました。

審査の時間は1時間20分で、下村氏が弁明を15分行ったあと、各党の質疑を1時間5分行うことにしていて報道関係者にも公開されます。

安倍派では、おととし4月に当時会長だった安倍元総理大臣が派閥から議員側へのキックバックを取りやめる方針を決めたものの、同じ年の7月に安倍氏が亡くなり、キックバックが続けられたことが分かっています。

下村氏は、キックバックの取り扱いをめぐる幹部らの協議に出席していたとされることから、審査会でどのような説明を行うかが注目されます。