自宅で実践 ペットと今すぐできる訓練で地震と災害に備える
- 2024年03月22日
新潟ニュース610で毎週放送している「ちょこっと防災そなえドキ」。今回は「ペット防災」がテーマです。新潟県中越地震や東日本大震災などの被災地で災害時に必要なペットのしつけや防災に関する活動を続けている南魚沼市のドッグトレーナー清水美森(しみず・みもり)さんに「ペット災害訓練」について教えていただきました。(動画4分37秒)
考えたことありますか?避難の際に必要な道具の重さ
犬と避難する際に、小型犬の場合は3日分の避難道具を準備するといいと言われていますが、その重さは約5キロになります。避難の際にこの重さのかばんをずっと持っていなければなりません。加えて自分たちの避難道具も必要です。さらに犬が入るケージも持たなければいけません。避難をシミュレーションする際にはこうした避難に必要な道具の重さも考えることが大切です。
災害訓練① 地震の揺れに慣れさせる
小型犬の場合ですが、まずは机の上に立たせます。 慣れてきたら今度はゆっくりと揺らします。最初はおろおろ、おろおろしていますが次第に慣れてきて自分でバランスをとるようになります。揺れに慣れると落ち着いて冷静になりますので飼い主が何を言っているのか判断できるようになります。地震の揺れに慣れさせることでいざ地震が起きた時にパニックを起こさず冷静に避難できるようになります。
ペットの地震訓練 3つのポイント
①リードはまっすぐ持つ
②ペットが落ち着くように声をかける
③出来たら必ずほめる
災害訓練② 水に慣れさせる
続いては、水害に備えた訓練です。水に慣れさせるために最初は足で水を触る練習をしていきます。ポイントは「足元から少しずつ水を触らせる」ことです。いきなりドボンと浸からせてしまうとパニックを起こしてしまうので少しずつ水に慣らしていきます。段階を踏むことが大切です。嫌がることもあると思いますが粘り強く水に慣らしていくようにしましょう。浴槽の水を少し残して、歩かせるのも効果的です。
このほかにもNHK新潟放送局の「防災・減災」の記事で、ペットとの避難に必要な防災グッズ、ペットと行う避難訓練についても紹介しています。
防災士狩野アナの記事はこちら
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