社会や政治に関する世論調査

安倍内閣発足 支持率65%

~’06.10政治意識月例調査から~

9月26日、52歳の安倍晋三氏が第90代の総理大臣に指名された。初の戦後生まれの総理大臣の誕生だった。10月の政治意識月例調査で、安倍内閣を支持するかどうかを尋ねたところ、「支持する」と答えた人は65%、「支持しない」と答えた人は18%だった。

安倍内閣を「支持する」という人にその理由を尋ねると、「人柄が信頼できるから」32%、「他の内閣より良さそうだから」27%などとなった。一方、「支持しない」という人にその理由を尋ねたところ、「政策に期待が持てないから」40%、「支持する政党の内閣でないから」19%などとなった。

「安倍内閣に対して、最も期待することは何か」と尋ねた。「年金制度改革」が30%と最も多く、次いで「景気対策」14%、「アジア外交の修復」12%などとなっている。

次に、安倍総理大臣が行った内閣と党役員の人事をどう評価するか尋ねたところ、「大いに評価する」が6%、「ある程度評価する」が51%で、合わせて 57%の人が「評価する」と答えた。一方、「まったく評価しない」は7%、「あまり評価しない」は25%で、合わせて32%の人が「評価しない」と答えた。

内閣・党役員人事を「(大いに+ある程度)評価する」と答えた人に、その理由を尋ねたところ、「安倍総理大臣に考え方の近い人が多く、政策がスムーズに進むと思うから」が46%、「若い人と経験豊富な人をバランスよく登用したから」が32%などとなっている。一方、「(まったく+あまり)評価しない」と答えた人の理由は、「安倍総理大臣に考え方の近い人ばかりで、政策に偏りが出そうだから」が43%、「総裁選で自分を応援した人を多く登用した、論功行賞的な人事だから」が28%などとなっている。

小林利行(編成局)