東武鬼怒川線を彩るイルミネーション(日光)
- 2023年12月08日
NHK宇都宮放送局では、平日午後6時30分からのニュース番組「とちぎ630」で、栃木県内をめぐってその地域の魅力をお伝えする「あっちこっちとちぎ」というコーナーを放送しています。
県内25のすべての市と町を訪ねる今年度の25回目は、日光市です。
「SL大樹」が走る東武鬼怒川線沿いのイルミネーションスポットをご紹介します。
(宇都宮放送局キャスター 川島加奈代)
冬の夜を美しく彩るイルミネーションが、ことしも東武鬼怒川線沿線で始まりました。
日光市にある新高徳駅では、駅の構内や周辺が美しくライトアップされています。
この時期、東武鉄道の鬼怒川線沿線は、工夫を凝らしたさまざまなイルミネーションで彩られます。
この催しは「いっしょにイルミネーション」と題して、東武鉄道が地域の企業や住民の協力を得て一緒に行っているもので、ことしで7回目の開催です。
イルミネーションスポットは沿線の11か所に設けられ、設置された明かりは全体で21万球にもなるそうです。車窓から眺めて楽しんでもらえるように、線路沿いにも取り付けられています。
東武鬼怒川線といえば「SL大樹」。倉ケ崎SL花畑は、鉄道写真の愛好家・撮り鉄のみなさんにも人気のスポットです。青系のライトが幻想的な雰囲気を演出しています。こちらは、地域のみなさんでつくる「倉ケ崎明日を考える会」が主体となって準備を行いました。
SLが走ると…まるで銀河鉄道!星空のなかを駆け巡っているようです。
12月9日・16日・23日には車内からイルミネーションを楽しめる「SL大樹」の特別運行もあります。
車窓から眺めて特別な思い出をつくってもらおうと、毎年規模を拡大しているということです。
富士山やスカイツリーなどのさまざまな光のモニュメントは、すべて地域のみなさんの手作りです。
そして「SL大樹」の始発・終着駅である鬼怒川温泉駅前では。
SLの転車台もライトアップされ、夜でもその姿が際立って見えます。
そのほかにも、高さ8メートルのモミの木がクリスマスムードを盛り立てています。
東武鉄道 日光・鬼怒川エリア営業推進部 久保田航平さん
この時期ならではの鬼怒川線のイルミネーションを、列車に乗って眺めたり沿線から手を振っていただいたりして、みなさんにお楽しみいただければと思います。
東武鉄道鬼怒川線沿線「いっしょにイルミネーション」
期間:2024年2月29日(木)まで
車内からイルミネーションを楽しめる「SL大樹」の特別運行:12月9日(土)・16日(土)・23日(土)