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〝やたがらす〟ゆかりの地(那須烏山市)

あっちこっちとちぎ
  • 2023年10月18日

栃木県内25の市と町の魅力をお伝えするコーナー「あっちこっちとちぎ」、今回は那須烏山市です。地名の中にある‘からす‘にまつわる場所を長井キャスターが訪ねました。                       (宇都宮放送局カメラマン 大矢拓生)

サッカー日本代表 エムブレムは!!

長井ゆめの キャスター

サッカー日本代表ユニホームのエンブレムとなっているのは三本足の、      八咫烏(やたがらす)      

長井ゆめの キャスター

“やたがらす”は、勝利を導く神の使いとして言い伝えられています。昭和初期、日本サッカー協会の前身団体のシンボルマークには、すでにその姿があったそうです。「よくボールをゴールに導くように」という願いが込められていたといいます。

那須烏山(なすからすやま)地名の由来は〝やたがらす〟!?

那須烏山市役所にある“やたがらす”の像。地域とどのような関わりがあるのでしょうか?

那須烏山市で“やたがらす”に関する研究や広報活動を行っている、野州八咫烏の会の中村彰太郎会長に話を伺いました。

野州八咫烏の会 中村彰太郎会長

今から600年ほど前、この地に城を築く際に、カラスが飛んできて、山の頂に金の御幣を落としました。そのお山にお城を築き‘烏山城‘(からすやまじょう)と名付けられました。そのころから“烏山”(からすやま)という名が現代まで受け継がれています

 

烏山城跡は市内から見える山の上にあり、石垣は当時のままの姿で残っています。
ことし、国の史跡に指定されました。

中村さんは当時の那須烏山周辺では熊野信仰が広まっていたことから、その時のカラスは熊野の神様の使い“やたがらす”だったのではないかと考えています。

町のあちこちに八咫烏

市内のあちこちで“やたがらす”と出会うことができます。
先ほどご紹介した市役所にある“やたがらす”の像は、烏山城跡と“やたがらす”の歴史に関する説明板の上にあります。

街なかにある信用金庫の入り口にあるのは
一見、普通のカラスの像、、、

しかしよく見ると三本足の“やたがらす”です。

5年前に建立されたその名も“八咫烏神社”

次に私たちが向かったのは市内中心部から車で10分ほどにある熊野神社。境内には八咫烏神社があります。 

野州八咫烏の会 中村彰太郎会長

八咫烏神社は古式豊かな儀式を経て和歌山県の熊野本宮大社から御分霊をいただき、5年前に建立されました

中をよく見るとサッカーボールが並んでいます。
これは栃木SCの選手たちのサイン入りボールです。

日本サッカー協会のシンボルマークでもある“やたがらす”は必勝祈願として縁起が良いとされています。この場所には烏山高校サッカー部などサッカーの選手や関係者が必勝祈願に訪れることも多いそうです。

八咫烏神社の御朱印にはキャラクターの八咫ちゃんが描かれています。この御朱印も人気で県外から御朱印目当てに来る人もいるそうです。

「やたがらすの町として」

野州八咫烏の会の中村会長はもっと多くの人たちにこの烏山の“やたがらす”を知り興味を持ってもらい、そして那須烏山市へ訪れてほしいと話しています。
また、2023年11月4日に那須烏山市で、全国から“やたがらす”の研究者やゆかりの人たちが集まり「日本八咫烏フォーラム」が開催されます。
フォーラムでは熊野本宮大社の宮司による基調講演や八咫烏や烏山城の関連資料の展示されます。そして最後に烏山城築城600年記念で“やたがらす”をテーマに作詞作曲された「想いをのせて」をみんなで歌うということです。
取材の締めくくりに、わたしたちは中村さんをはじめ野州八咫烏の会の皆様と一緒に歌いました。

長井キャスターと野州八咫烏の会の皆さん

♪やたがらすよ飛んでい行け 天の空へ
私たちの夢と想いをのせて~♪
            (音の旅人 くみ∞せい 想いをのせて)

 

  • 大矢拓生

    宇都宮局 カメラマン

    大矢拓生

     宇都宮局80周年キャラクターらいちゃまと共に県内津々浦々奔走中。  

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