だまされんちゃ!特殊詐欺 “暗号資産を買って”に注意
- 2023年11月06日
次に狙われるのはあなたかも!最新の手口を知って被害を防ぎましょう!
今回のテーマはこちら!
今回のキーワードは“暗号資産を買って”に注意!です。
SNS上で著名人を装ったアカウントから暗号資産を購入するよう持ちかけられ、1000万円以上をだましとられる被害が富山県内でありました。こうした投資関連の詐欺被害がことし相次いでいます。
どのような手口だったのか具体的に見ていきます。
県内ではこんなケースが!
これは実際の事件をもとに富山県警が再現した通信アプリ「LINE」のやりとりです。 2023年6月、富山市に住む70代の男性が投資に関するインターネット上の広告を閲覧したのをきっかけに実在する実業家を名乗るSNSのアカウントと知り合いになりました。
このなかで男性は投資のテクニックを学べるLINEのグループに入るよう勧められ了承したといいます。
その後、相手は「水素エネルギー」への投資を勧めてきて「必ず儲かる」「私が保証する」などとメッセージを送ってきました。
そのうえで投資用のアプリをダウンロードするよう求めてきました。
さらに相手は「投資には暗号資産を使います」「今のうちに暗号資産を買うべきだ」などと 勧めてきました。
男性この話を信じ込み勧められたアプリを使って相手が指定した暗号資産を購入しました。
購入額は9月中旬までにおよそ1250万円にのぼりました。
しかし、このあと実業家を名乗るアカウントがLINEのグループから退会し連絡が取れなくなったといいます。このため男性は不審に思いアプリを確認したところ、すでにアプリの操作ができなくなっていました。
ここに注意!
今回のケースのように著名な実業家などになりすましてSNSで投資話を持ちかけてくるケースが増えています。
今回のケースでもだれもが知っている有名な実業家の名前が使われていました。
SNS上では著名人になりすましたアカウントが多くあることに注意して下さい。
また今回は通信アプリの「LINE」が悪用されましたが、見知らぬ人からのアクセスを防ぐためには「友達追加機能」をオフにして友達以外のメッセージを受信できないように設定できます。
さらにSNSでどれだけ親しくなったとしても会ったこともない相手が現金を個人口座に振り込むように指示してきた場合は詐欺を疑ってください。
最近は今回のように若者だけでなく高齢者でもSNSを介した投資詐欺にあうケースが増えています。うまいもうけ話には落とし穴があるということをしっかりと認識しておきましょう。
「だまされんちゃ!特殊詐欺」では、県内で確認された最新の詐欺の手口を紹介していきます。
家族や近所の人たちと情報を共有して、未然に被害を防ぎましょう!!