富山百景 柿の収穫
秋色
- 2023年10月13日
(令和5年10月11日撮影)
秋の味覚、柿の収穫が砺波市で始まり、農家の人たちがだいだい色に色づき始めた柿の実を1つ1つ丁寧に摘み取っていました。
柿の収穫が始まったのは、砺波市の中山間地にある栴檀山(せんだんやま)地区です。
この地区では、休耕田を有効につかって活性化につなげようと、26年前から柿の栽培に取り組み、いまは2点2ヘクタール余りの畑で育てています。
撮影した日は、農家の人たち4人で「刀根早生(とねわせ)」と呼ばれる品種を収穫していて、淡いだいだい色に色づき始めた、直径8センチ前後の実を、1つ1つていねいに摘み取っていました。
ことしは、柿が熟す8月から9月にかけて高温だったため色づきが遅れて、収穫は例年より10日ほど遅くなったということです。
収穫した柿は、3日ほどかけて渋抜きをし、あっさりとした甘みの柿に仕上げます。そして、福が来るように「ふく福柿(ふくふくがき)」の名前で、地元・砺波市を中心に販売することにしています。
この地域でのことしの柿の収穫量は、去年の6トンを上回るおよそ8トンが見込まれるということです。