鳥取上方演芸会土田翼アナが舞台裏紹介三朝町国宝投入堂も

【後編】思いがけない笑いの連続「タナからイケダ」・ロケの達人「タージン」が出演！

2023年07月14日

１９４９年（昭和２４年）９月に放送を開始した上方演芸会。
会場で披露される漫才・漫談はすべて新作。放送開始から７０年以上が経つ長寿番組です。
６月２日（金）に鳥取県三朝町の三朝町総合文化ホールで収録が行われました。
ゲストは、ラニーノーズ、シンデレラエキスプレス、タナからイケダ、タージンさんの４組。
三朝町内の人気の観光地や上方演芸会の収録の舞台裏を司会を担当した土田翼アナウンサーが
前編・後編の２回にわたってリポート！

“日本一危ない国宝鑑賞”　三徳山三佛寺「投入堂」

リポート前編では三朝町の温泉街をご紹介しましたが、
三朝町には温泉以外にも全国から観光客が訪れる場所があるんです。

三徳山の断崖絶壁に建つ国宝・三佛寺（さんぶつじ）の “投入堂”（なげいれどう）です。
「投入堂」という名前は、修験道の開祖、役行者（えんのぎょうじゃ）が法力でお堂を小さくして、
断崖絶壁に投入れたという伝説に由来するそうです。

三佛寺から投入堂まで続く登山道は往復１時間半～２時間かかり、とても急な斜面を登る必要があるため
日本一危ない国宝鑑賞 とも呼ばれています。

三佛寺の本堂へと続く石段を上ると、、、

スラッと真っすぐ伸びた立派な木がいくつもあり厳かな雰囲気でした。
若葉の黄緑がとても鮮やかできれいでした。

すぐ近くには不動明王の像がありました。ひしゃくで水をかけて耳をすましてみると、、、
ポロン、ポロンと琴のような優しい音色が聴こえてきました！
これは、水琴窟（すいきんくつ）という音響装置。
地中に瓶が埋まっていて、そこにしたたり落ちる水が反響して音が聴こえる仕組みだそうです。
風流ですね～。

三佛寺の本堂 です。
県の保護文化財に指定されています。
木々の中に建つ重厚感のあるお堂の屋根や柱からは歴史を感じました。
お堂のすぐ右手の通路を奥へ進むと投入堂に続く登山道の入口がありました。

この日は荒天のため、入山は禁止でした。「日本一危ない国宝鑑賞」と呼ばれるだけあって、
入山には様々なルールがあり受付時に服装のチェックなどがあります。
例えば、、
◎人数・・・単独での入山禁止。必ず２人以上。
◎服装・・・運動しやすく汚れても良い服装。肌の露出が多いものは避けること。スカート、ワンピースは禁止。◎履物・・・滑落防止のため底に凹凸がしっかりある登山に適した靴。
　　　　　　かかとの高い靴や革靴・サンダル・スリッパなどは禁止。
　　　　　　※参道保護のため金具やスパイクが付いた靴は禁止

もし靴が登山に適さないと判断された場合は、登山受付所で販売しているわらぞうりに履き替えれば
入山することができます。服装に関する情報などは三佛寺のホームページに詳しく書かれていますので、
入山前に一度確認してください！

登山が不安な方でも投入堂を拝める “遥拝所”

登山は不安だけど、投入堂をどうしても見てみたい！！！
という方におすすめの場所があります。

去年（2022年）の11月に完成した “遥拝所” です。
三朝町の中心部から県道21号を三佛寺方面に向かうと道路沿いにあります。

遥拝所には、双眼鏡が設置されていて投入堂の細部まで拡大して見ることができます。（無料です）
私も覗いてみました。

この日は、あいにくの天気だったのですが、、、、
切り立った崖の斜面に建つ投入堂、かすかに見えました！

肉眼でもうっすら見ることができました。みなさん分かりますか？

こうしてみると険しい斜面に建てられていることが分かります。
どうやって建てたのだろう。本当に不思議です。
次回は登山して近くで見たいと思います！

思いがけない笑いの連続！ “タナからイケダ”

１組目のラニーノーズ、２組目のシンデレラエキスプレスに続いて、、、
３組目は、タナからイケダ のお二人です。
田邊孟徳 (たなべたけのり) さんと池田周平 (いけだしゅうへい) さん が２００５年に結成しました！
今回はダイエットをテーマにした新作漫才を披露して下さいました！
１度は聞いたことがある、様々なダイエット方法が登場します。
生活に身近な話題の漫才で、舞台袖で笑いが止まりませんでした。

ロケの達人！! “タージン”

三朝町の上方演芸会のトリは、ロケの達人ともいわれる タージンさんです。
登場した瞬間から爆笑の連続でした。
タージンさんの漫談は緩急があって、声のトーン、話しの間、テンポが次々に変わっていき
まるでジェットコースターのようでした。
でも観客が置いて行かれることはなく、とにかく笑いっぱなし。
１０分以上の漫談が一瞬のことのように感じました。