【クリスマスプレゼント】親の“希望”1位は○○系おもちゃ
- 2023年12月12日
クリスマスが近づいて、子どもたちがサンタさんからのプレゼントを待ち遠しく思っているころですね。その一方で、親は子どもに選んでもらいたいおもちゃがあるようなんです。どんなおもちゃだと思いますか?
親が子どもに“希望”するおもちゃ 第1位は?
大手玩具メーカーが毎年行っているクリスマスプレゼントに関する調査によると、
子どもが欲しいプレゼント1位は3年連続『ゲームソフト』なんです。
6歳以上では約20~24%が希望していて、「周りの友だちと一緒に遊びたい」といった思いがあるようです。
そんな中、親が子どもたちに“希望する”(サンタさんにお願いしてもらいたい)プレゼントも調査されました。結果は・・・!?
子どものさまざまな能力を高めるとされる、積み木やブロック、サイエンス玩具、プログラミング玩具などの知育系おもちゃでした。
この結果を徳島の親子はどう思うのでしょうか?
小学2年生の子とその親は…
知育系おもちゃが親の希望1位というのには、内心そうだなって思います(笑)
頭を使って、勉強につなげてもらいたいという希望も込めて…
娘さんは、人気キャラクターのスマホ型のおもちゃがほしいということだったんだけど、プレゼントが勉強にもつながるようなおもちゃになったらどう思う?
・・・
・・・もう欲しいものが決まってるんだよね(笑)
うん!
他の子どもたちにも聞いてみましたが…
ゲームと知育系おもちゃだったらどっちを選ぶ?
ゲーム!
知育系おもちゃに興味がない!
バッサリ!一刀両断!子どもたちは知育系おもちゃにあまりいい印象を持っていないようでした。
また、親からこんな声も。
僕も子どもの時はゲーム派だった。知育系おもちゃなんて考えたこともなくて、子どもたちにどういうふうに興味を持ってもらえばいいのかわからないです
最近の流行だとは思います。将棋の藤井聡太八冠が小さいころに遊んでいたという話は聞いたことはあるけど、それ以外はちょっと…
知育系おもちゃをプレゼントにしたいという親の気持ちに納得はするけれど、それがどんなおもちゃなのかはよくわからないという様子でした。
どんなおもちゃだったら遊びたくなるのかを子どもたちに尋ねると…
家族みんなで遊べるようなおもちゃだったらいいな
勉強以外にゲームもできる機能が付いていたらやってみたい
勉強だけじゃない! 最新の知育系おもちゃ
子どもたちは「みんなで遊べる」ものや「ゲーム性がある」ものを求めていました。
その希望に応えられる知育系おもちゃはあるのでしょうか?
おもちゃ販売大手の徳島店副店長、福田歩さんに聞いてみました。
まず案内してもらったのはブロックコーナーです
ブロックはパーツを組み合わせていろんな形を作る中で、思考力や創造力を育むほか、指先を使うので脳に刺激を与えるとされ、代表的な知育玩具のひとつです。
その中でも福田さんが、今人気を集めているものとして紹介してくれたのが、こちら↓
ペラペラの紙のようですが、曲げたりねじったりしても破れません。端の丸い部分が磁石になっていて、ほかのパーツとつなげていくことでいろんな形が生まれます。
私はかたつむりを作ってみました。
家族で作り合って『これな~んだ?』とクイズにすれば、みんなで楽しめますね!
科学・技術・工学・芸術・数学を複合的に学べるSTEAM教育につながるとされるほか、デザイン思考や独創性も養えるということです。
続いては、パソコン型のおもちゃです。毎年さまざまな機能を搭載したものが発売される中、紹介してもらったのがこちら↓
インターネットにはつながっていないので、あくまで“ライブ配信ごっこ”にはなりますが、
福田さんによると、おもちゃにリアルを求める子どもは多く、時代を反映しているものや本格的な作りのものの人気が高まっているそうです。
教育サービス大手のことしの調査で『小学生がなりたい職業』1位が4年連続「ユーチューバー」というデータもあり、配信を体験してみたいという気持ちを叶える中で、話をまとめる力や非認知能力とされる表現力を養うことにつながりそうです。
付属のマイク付きヘッドホンは声を録音することができるもので、英語のスピーキングなどを学ぶ際に使えます。繰り返し録音すればコインがもらえるというゲームの要素があるので、何度も声を出したくなるしかけになっています。
一見知育玩具とは思えないものでも、様々な学習につながるものがあります。もちろん楽しく遊ぶだけでもいいのですが、子どもが遊びながらも、親の希望する「学習」を満たすものを選んでもらえたらと思います。
取材を終えて
さまざまな親子に話を聞く中、プログラミングの授業が苦手という子どもの親は「授業になじめるようになるなら知育系おもちゃを試してみたい」と話していました。
でも別の子どもからは「好きなことと結びついていたらやってみたいけど、そうじゃないなら勉強は勉強でする」という声も・・・。
親としては小さいころの「遊び」が子どもの能力を伸ばすことにつながればと期待してしまいますが、当の本人が意欲的に取り組めなければ「遊び」にはならないかもしれません。子どもの興味があるものが何なのかを知り、伸ばしてあげたい能力や学習意欲と結び付けられるのが一番いいですね。