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徳島 梅雨のおすすめ観光スポット 牟岐町 内妻あじさいロード

  • 2023年06月15日

牟岐町の内妻海岸近くの「内妻あじさいロード」では、地元住民が50年間育ててきたおよそ4,000株のあじさいが見られます! その魅力を岡田理紗キャスターが取材しました。

内妻あじさいロードとは?

内妻あじさいロード

牟岐町の海沿いの国道55号線に並行する旧道。全長2キロメートルの道沿いにピンクや紫、青など色とりどりのあじさいが咲き誇っています。

ドライブがてら車からあじさいを眺めたり、車を停めてゆっくり見たりする人が多いそうです。

地元住民の愛が詰まったあじさい!

このあじさい、地元の人が50年間手入れをして大切に守ってきたのです!

初めは道沿いの1軒のおうちが土手にあじさいを植えました。 それを見たご近所さんも植えるようになり、地元の人たちが力を合わせて手入れをし続けました。そして今のおよそ4,000株まで増えていったそうです。

あじさいを手入れしているボランティアのお一人、兒戸 大佐さん(こうと・だいすけ)にお話しを伺いました。

このあじさいは兒戸さんが生まれる前から守られてきたんですね。
あじさいとの思い出はありますか?

兒戸さん

僕は牟岐町で生まれ育ったので、子どもの頃からあじさいロードによく連れて来てもらっていました。

ボランティアの中には親子2代で手入れに加わっている方もいるそうですね。

兒戸さん

そうなんです。それだけあじさいはこの地域に根付いていて、長年地域で守ってきたものなので大切にしています。

兒戸さんたちは定期的にあじさいのお手入れをしています。その1つが、毎年行う「刈り込み」。

花のシーズンも終わり切っていない6月下旬から始める、枝を切る作業のことです。

どうしてこうした作業が必要なんですか?

兒戸さん

栄養が分散しないように行っています。
刈り込むと、次の年に大きくてきれいなあじさいがまた育つんですよ。

作業を進める上でどんなことが大変ですか?

兒戸さん

夏は暑いし、人数も少なく高齢化で体力的にも大変な中やっています。

道具も自分たちで準備しているんですよね。

ここでしか見られない景色

兒戸さんをはじめ、地元のみなさんの愛情が詰まったあじさいが彩る「内妻あじさいロード」。見どころはたくさんあります!

ただ眺めるだけでなく、あじさいの写真を撮るのも楽しみ方の一つですよね。

地面から4メートルの高さまでぎっしり咲くあじさい
列車とあじさい

近くにJR牟岐線が走っているので、タイミングが合えば列車とあじさいを撮ることができます!

列車とあじさい、そして海!
102年前にできたトンネルとあじさい

内妻あじさいロードには、大正時代につくられたトンネル「松坂隧道(ずいどう)」があります。その前後にもあじさいが咲いていて、一緒に写真に収めることができます!

4年ぶりの内妻あじさい祭り!

牟岐町のみなさんは、1989年からお祭りも開催するようになりました。

ここ数年は新型コロナの影響で中止していましたが、6月18日(日)には4年ぶりの「内妻あじさい祭り」が開かれます!

ことしの見どころはこちら!

①およそ90個のあんどんで
松坂隧道をライトアップ

牟岐町には、毎年旧暦の七夕の時期に家庭の軒下にあんどんを飾る習慣がありました。
その文化を守ろうと取り組む地元ボランティア団体が「松坂隧道」をあんどんでライトアップ!

ライトアップされたトンネルの中を歩いて楽しめます。文字やイラスト、写真などあんどん一つ一つの絵柄が違うそうです。ゆっくり見てみてください。

②おいしいおもてなしも!

地元で採れたよもぎで作った草もちのプレゼントや、お子さん限定のお菓子のつかみ取り、地元の皆さんの屋台も並びます!

第32回 内妻あじさい祭り
6月18日(日)午前10時から午後2時
海部郡牟岐町内妻字丸山 内妻あじさいロード

 

兒戸さん、どんなお祭りにしたいですか?

兒戸さん

牟岐町のみんなが愛情込めて育ててきたあじさい、ぜひお楽しみください。
待っとうけん、見に来てな~!

  • 岡田 理紗

    徳島局・キャスター

    岡田 理紗

    「とく6徳島」キャスター
    ここ数年、花から季節の変化を感じています。
    去年は花菖蒲、今年はあじさいを見て梅雨の訪れを実感。ずっと眺めていたくなります。

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