徳島県政5期20年を振り返る 飯泉嘉門知事最後の会見
- 2023年05月16日

5月17日で任期を終える飯泉知事が最後の会見を開き、5期20年での主な事業として本州と四国を結ぶ高速道路の通行料金の値下げなどをあげ、「多くのことを成し遂げることができた。支えてくれた県民に心から感謝したい」と述べました。
飯泉知事とは
平成15年の県知事選挙で当時、全国で最年少の42歳で初当選し、4月の選挙では6期目を目指しましたが、落選しました。
飯泉知事「支えてくれた県民に心から感謝したい」

飯泉知事は5月17日で任期を終えるのを前に県庁で会見し、5期20年で行ったことについて、本州四国連絡高速道路の通行料金の値下げや、ブロードバンドの整備、徳島ヴォルティスの設立などをあげ、「新機軸の日本初、世界初の多くのことを成し遂げることができた。さまざまな形で支えてくれた県民に心から感謝したい」と述べました。
落選した選挙については
「世論調査などで評価はいただいたが実際の投票行動は異なった。今回、争点となったのは多選で厳しい戦いであることは百も承知だったが、ひくことは難しかった」と振り返りました。
新知事への期待

また、5月18日に新たな知事に就任する後藤田正純氏については「まだ見ぬ景色をどのように作り上げるか見ていきたい。かつての同志なのでがんばってほしい」と期待を口にしました。
今後の政治活動は

「どんな可能性があるかわからない。どんな形が徳島の発展に貢献できるか思いをはせていきたい」と述べるにとどめました。
5月17日には飯泉知事が幹部の職員にあいさつしたあと退任セレモニーが開かれます。