液状化や浸水のリスクはどこに?調べる方法をわかりやすく!
- 2024年03月08日
土地の標高からわかる災害リスク
地震により液状化や浸水被害が発生しやすい場所を調べるにはどうしたよいのか。香川大学特任教授の長谷川修一さんに教えてもらいました。
お手持ちの携帯電話やパソコンを使ってみなさんも一緒に見分けてみましょう。
①まずは、国土地理院が提供している国土地理院地図のページへ移動します。
(※NHKサイトを離れます)
②画面上部に地域を入力して検索します。
③画面左上の「地図」マークをクリック。
④地図の種類の上から3番目の「標高・土地の凸凹」を選択します。
⑤上から2番目の「自分で作る色別標高図」を選択。
⑥標高図のプリセットを変更してグラデーションにチェックを入れて反映させます。
この設定は、長谷川さんが地面の起伏をよりわかりやすく見るときに使っているものですよね。長谷川さん、判断の基準は?
色の境目に注目してみてください。青いところは低い土地で、かつての海だった場所が多くあります。黄色いところは標高が高い土地ですね。
青色と黄色の境目の場所は、かつての海と陸の境目にある可能性が高いので液状化に注意が必要です。地震保険への加入や2階にも備蓄をするなどの対策をしておくのがいいでしょう。
青色のエリアは、液状化のほかに海や川からの浸水リスクが高い場所です。状況に応じた避難ルートを考えておいて、標高が高いところに避難するようにしましょう。