即効!防災「能登半島地震ボランティアの状況と香川での備え」
- 2024年03月06日
・能登半島地震からまもなく2か月だが、水が使えないところでは不自由な生活
・被災地では専門知識や技術を持った技術系ボランティアも活動している
・香川県の人たちにも「流さないトイレ」をしっかりと使えるようにしておいてほしい
高橋さんは、能登半島地震の発生からまもない時期と今月はじめの2度、石川県珠洲市でボランティアの支援を行いました。そこで見た被災地の現状や、そこから感じた香川県の人たちに備えておいてほしいことを伺いました。
道路など、まだ地震の被害が残る中、支援に向かう
今月のはじめ、高橋さんが被災地に向かう途中、出会ったのは「雪」。
まだ、道路も危険な個所が残っている場所もあります。そのため、高橋さんは予定を変更し、途中で車中泊をしながら、被災地に向かいました。
被災地で活動するボランティアは2種類ある
石川県珠洲市で高橋さんが行ったのは、ボランティアの支援です。
一般のボランティアに道具を渡したり、注意点を説明したりします。石川県珠洲市の場合は、「一般」と「技術系」の2つのボランティアがあり、専門知識や技術を持ったボランティアが倒壊した家屋から物を取り出すなどの危険を伴う場所での活動を行い、一般のボランティアはがれきを運ぶなど、安全が確保された活動を行っています。
被災地で感じた「水」
高橋さんが被災地で強く感じたのは水の大切です。下水などはまだ使えないため、トイレはもちろん手洗いもなかなか自由にはできません。手洗いも石鹸などは流せないために使えず、トイレに関しては……
入口を封鎖し、入れないようにしていました。そして、手洗い場の横などの共有部分に水を流さないトイレを設置し、カーテンなどで目隠しをしていました。高橋さんはおむつの中に尿漏れパッドを入れ、パッドだけを変えることでなるべくゴミを出さないよう工夫をしていたそうです。
香川県の人たちにも備えてほしい「水を流さないトイレ」
高橋さんは香川県の人たちに「水を流さないトイレ」を今のうちに試しておいてほしいといいます。
いざというときに急に使おうと思っても、慣れていないと活用できない場合もあります。普段から慣れておくことが大切です。
詳しくは、即効!防災の2023年4月24日放送のページもご覧ください。1人1人が使い方を知っているだけでも誰かの助けになることがあります。