有明浜は○○植物の宝庫!どーもくんの夏休みin香川
- 2023年08月30日

どーもくんがやってきたのは・・・

どーも!

観音寺市の有明浜!日差しがまぶしいね🌞
海水浴でも人気だけど、植物を観察するのにもうってつけ! 浜ならではの植物をみることができるよ。
その名も「海浜植物」!

海浜植物とは浜辺や海岸などで生きる特別な植物のこと。

四国にあるほとんどの種類がみられることから
有明浜は「海浜植物の宝庫」とも呼ばれているんだ。

ところでどーもくん。海浜植物は、 過酷な環境を生き抜くサバイバー
だって知ってるかな?

どーも!
海岸は、水がすくなく、日差し強いうえ、 海から強い風がふいて、砂に埋もれやすい…(涙)植物にとっては四重苦の世界なんだ。そんな中、海浜植物はさまざま工夫をしているんだよ。
教えてくれるのは・・・

長年、海浜植物を観察する吉田さん。

どーもくん、ようこそ有明浜へ!
海浜植物は暑い夏を乗り越えるためにいろんな工夫をしているんだよ。
たとえばこのハマボウフウという植物。


吉田「葉っぱがとてもピカピカ光っているでしょ。これは真夏の強い太陽の熱や紫外線を跳ね返すためなんだよ」
こちらのオカヒジキという植物は・・・。



この中にたくさん水分を含んでいて、この水分を使ってひと夏乗り越えるよ!
厳しい環境ならではの、生きぬく工夫があるんだね!

夏の暑い時期に花を咲かせる植物が「ハマゴウ」。
7月ごろから、実をつけるよ。その実を作るのに欠かせないのが・・・

ハチ! 花の蜜を目当てに、色んな種類のハチが集まってくるんだ 。中でもとくに”ミツ”な関係なのが・・・・ コウベキヌゲハキリバチ!

蜜を吸うだけでなく、 ハマゴウの葉を切り取って巣に持ち帰えるんだ! その葉で巣を作って、生まれた幼虫のエサにするよ。 ハチは、葉や蜜をもらう代わりに、 花粉を運んで、実をつけるお手伝いをする。
そうしてできた実は熟すとこんな特徴が。

どーもくん、実の香りを嗅いでみて!

どーも!

実を集めて袋に入れたら、いい香りが楽しめるよ。
昔は、枕にも入れられていたんだって。
そんなハマゴウにも、天敵が…!

オレンジ色の網?釣り糸にも見えるけど…実は植物!
その名もアメリカネナシカズラ(外来種・北アメリカ原産)

ほかの植物に絡みついて、栄養を吸い取りながら成長する 寄生植物なんだ。だから、周りの植物はみるみるうちに枯れてしまう…海外から持ち込まれたアメリカネナシカズラによって、 有明浜にもともといる植物が傷ついているんだ。

有明浜の生態系を守るためにも、 私たちが植物を持ち込まないことも大切なんだ!


浜辺は心も和やかになるし穏やかになるし、いいところなので、家の中で閉じこもらないで自然の中にとにかく出てほしいです。ぜひ親子で有明浜に来ていただきたいなと思います。海浜植物と生き物に触れてもらって生き物たちが気持ちよく生きていくためにはどうしたらいいのか興味を持ってくれたら嬉しいです。

みんなも有明浜に行ってみてね!
(編集・別所寅之助 ナレーション・塩﨑実央)