子どもの肌はデリケート。一生懸命ケアしていても「これで大丈夫?」とモヤモヤすることがたくさんありますよね。子どもの肌トラブルにくわしい専門家に聞いて、スカッと解消します。

専門家:
馬場直子(神奈川県立こども医療センター/皮膚科部長)

布オムツでオムツかぶれが治ったけど、使い続けていいの?

娘は生後2週間のときにうんちの量が多くなり、オムツかぶれになってしまいました。インターネットで調べて、3時間ごとにオムツ替えしたり、せっけんの泡とぬるま湯で清潔にしたりしましたが、なかなか治りません。そんなとき偶然試した布オムツが救世主となりました。布オムツだと、おしりが気持ち悪いとすぐに泣くため、いいタイミングでオムツ替えができて、みるみるうちに治ったのです。
ただ、このまま布オムツを続けていいのかモヤモヤしています。冬になると乾きにくくなりそうだし、使い続けても清潔なのか心配です。
(お子さん3か月のママ)

―― 馬場さん、そもそもなぜオムツかぶれになるのですか?

赤ちゃんの肌はデリケート

回答:馬場直子さん

赤ちゃんの肌は、大人に比べてとてもデリケートです。皮膚には、外界から人体を守るバリア機能がありますが、赤ちゃんの肌は薄くて保湿機能が弱く、乾燥しやすいので、外からの刺激が入りやすくなっています。肌のバリア機能が未熟で、少しの刺激でも炎症を起こしやすいのです。

おとなの肌・赤ちゃんの肌

オムツの中は高温多湿

回答:馬場直子さん

オムツの中は高温多湿なので、むれたり、ふやけたりしやすくなります。ふやけて弱っているところに、うんちやおしっこがついたり、それを取るときに擦れたりするので、どうしても炎症を起こしやすくなります。

―― 布オムツは赤ちゃんのデリケートな肌にいいのですか? 使い続けても大丈夫ですか?

気づきやすくオムツを替えやすい。動きが激しくなると刺激になることも

回答:馬場直子さん

布オムツにはメリット・デメリットがあります。布オムツは紙オムツほど吸収力がないので、おしっこやうんちをしたときに、気持ちが悪くてすぐに泣いたりぐずったりします。そのため気づきやすく、すぐにオムツを替えられるのがよい点です。ただ、気づかなかった場合は、うんちやおしっこがついたままになるので、かぶれやすくなります。
もう少し大きくなると、ハイハイなどで動きが激しくなります。すると、オムツがずれやすくなり、擦れて刺激になることがあります。また、漏れないようにオムツをきつくしめて擦れやすくなることもあります。

―― 布オムツを使い続けても、清潔を保てるでしょうか?

洗っていれば問題ない。布が劣化して刺激になる可能性はある

回答:馬場直子さん

きちんと洗っていれば、衛生面で問題はありません。一方で、何度も洗っていると、布が劣化してゴワゴワになり、それが刺激になってかぶれの原因になる可能性があります。

―― 紙オムツを使った場合の注意することはありますか?

ここで、上手なおしりケアのポイントを育児の大ベテラン、助産師の布施明美さんに教えてもらいました。

上手なおしりのお手入れ法

上手なおしりのお手入れ法解説:布施明美さん(助産師)

オムツの中をこまめにチェック

まず大切なのは、オムツの中をこまめにチェックすることです。

こまめにチェックしてすぐに取り替える

ぬれていたり汚れていたりすると、オムツかぶれの原因になります。こまめにチェックして、すぐにオムツを取り替えましょう。

おしり洗いは丁寧に

うんちやおしっこで汚れたおしりは、シャワーで洗い流すのがいちばんです。

せっけんの泡で洗い 38度くらいのお湯で流す/洗ったあと2~3分 おしりをお湯につける

せっけんの泡でやさしく洗い、38℃くらいのお湯で汚れを落とします。洗ったあと、おしりをお湯に2~3分つけてあげると血液循環がよくなり、赤ちゃんはリラックスします。

スプレー容器に水を入れ 洗い流す/柔らかいコットンなどでおさえ拭き

でも、毎回シャワーは大変ですよね。そんなときは市販のスプレー容器に水を入れ、洗い流す方法がおすすめです。
スプレーでおしりをぬらし、柔らかいコットンなどでやさしくおさえ拭きをします。使ったコットンをオムツに丸めてしまえば後処理も簡単です。
このとき、ぬらしたコットンでも大丈夫です。乾いた布や紙でこすらず、水分で汚れを落とすことを心がけましょう。

保湿が大切

そして、保湿することがとても大切です。

ティッシュペーパーが張り付くぐらい塗る

保湿剤はおなかからおしりの穴まで、オムツでかくれる全ての部分に塗ります。ティッシュペーパーが張り付くぐらい、たっぷり塗って大丈夫です。


保湿剤の上にワセリンを塗るとよりよい

馬場直子さん

保湿とは水分を補うことですが、オムツの場合はそれだけではありません。保湿によって肌を保護する作用が高くなります。保湿剤を塗った上に、ワセリンのような油分のあるものでコーティングすると、よりよいでしょう。コーティングによって、直接おしっこなどがつかず、肌を守ることができます。
何度も保湿剤とワセリンを塗るのは大変なので、両方を塗るのはお風呂上がりと朝、1日2回ぐらいにしてもよいと思います。

―― 保湿し過ぎると、むれて、かぶれやすくなりませんか? お尻の穴まで塗るのも驚きでした。

紙オムツが水分を吸ってくれる。たっぷり塗るほうが効率よく守れる

回答:馬場直子さん

紙オムツが水分を吸ってくれます。守るという点では、たっぷり塗っておいたほうが、効率よく肌を守ってくれます。おしりの穴の付近は、うんちをするときなどに刺激が加わるところです。しっかり保湿しておきましょう。


オムツかぶれのとき、どれくらいで病院に行けばいいのでしょうか? うっすらと赤くなったときがいいのか、ちょっと痛々しい感じになったときがいいのか悩んでいます。
(お子さん3か月のママ)

強い赤み、ブツブツ、ジュクジュク、ただれはすぐに受診を

回答:馬場直子さん

ほんのり赤くなったばかりであれば、市販のオムツかぶれの薬などを塗って、1~2日様子を見てもいいでしょう。だんだん赤みが強くなったり、ブツブツしたり、むけてジュクジュクしたり、ただれていたり、そういった症状が出てきたらすぐに受診してください。
特に、細かいブツブツがたくさんできて、シワなどの赤みが強いときは、カンジダ症かもしれません。腸や皮膚にいるカンジダ菌(常在菌)が高温多湿のオムツの中で増えて発症します。皮膚科を受診し、殺菌するような塗り薬で治療が必要です。


よだれを頻繁に拭いているけど大丈夫?

娘はよだれの量が多くて、1分に1回ぐらいで拭きとっています。よだれを飛ばす遊びを覚えて、顔はいつもびちょびちょ。ずりばいで顔が刺激されてかゆくなるのか、かいてしまってよくよだれかぶれになっています。かいても大丈夫なように爪をこまめに手入れして、口のまわりに保湿剤を塗ってスキンケアをしています。ただ、頻繁に拭いているので、もしかして拭き過ぎてよくないのではないかとモヤモヤしています。
(お子さん7か月のママ)

鈴木あきえさん(MC)

よだれを拭くとき、せっかく塗った保湿剤もとれてしまいますよね。

すくすくファミリー

食事のときに、ふきんで口周りを拭いていたらかぶれがひどくなったので、ウエットティッシュに変えました。すると、かぶれにくくなりました。ふきんより水分量が多いから摩擦が少なかったのかもしれません。


まず、口の周りのお手入れ方法について、助産師の布施明美さんに教えてもらいました。

口の周りのお手入れ法

口の周りのお手入れ法解説:布施明美さん

ぬらしたコットンなどを使用

まず、肌を傷つけないように、ぬらしたコットンなどを使います。

おさえ拭きを心がける

そして「拭く」というより、そっと押し当てて、よだれをやさしく吸い取る「おさえ拭き」を心がけましょう。

保湿は食事の前後

皮膚のバリア機能を高めるためにも、保湿は常に必要です。基本は食事の前後ですが、少しでも保湿剤がとれてしまったと感じたら、こまめに塗り直しましょう。


―― 食事の前後にケアをする意味はあるのですか?

口の周りのかぶれから食物の抗原が入り、食物アレルギーになることも

回答:馬場直子さん

口の周りのかぶれには注意が必要です。授乳や離乳食のとき、口の周りには食べものがつきやすいですよね。赤くなってただれている部分はバリア機能が落ちているので、いろいろな刺激が皮膚から入ってきます。そこに食べものがつくと、肌から食物の抗原が入り、食物アレルギーになる可能性もあるのです。このように皮膚の炎症などからアレルゲンが入ってくることを「経皮感作」といいます。食事の前後で保湿剤やワセリンなどを塗ることで、防ぐことができます。

食物が抗原に入り食物アレルギーになる可能性も

鈴木あきえさん(MC)

首の周りもあせもなどかぶれやすいので注意したほうがいいですね。


乳児湿疹のときのスキンケア、せっけんを使う? 使わない?

息子が生後25日ほどのとき、顔にぶつぶつができて耳たぶがグチュグチュした状態になりました。1か月健診とき、小児科医から「乳児湿疹」と診断され、「患部をせっけんでよく洗うように」と指示がありました。そのとき私はやさしく洗うようにしていたのですが、「もっとゴシゴシ洗っていいよ」と教えられて、強めに洗うようにして、保湿もしっかりしました。でも、それでよくはなりませんでした。
後日、小児皮膚科を受診すると、おしりや脇、頭などのにおいが強いところだけせっけんを使い、他は使わないようにと指示を受けたんです。言う通りせっけんを使わずお湯で洗い、薬を塗る処置をしたところ、1週間後に乳児湿疹が治りました。どうして医師の意見が違ったのか、せっけんを使わなくてよかったのか、モヤモヤした気持ちが残っています。
(お子さん9か月のママ)

乳児湿疹は乳児期に現れる湿疹の総称

回答:馬場直子さん

そもそも「乳児湿疹」は病名ではありません。乳児期に現れる湿疹の総称です。「乳児脂漏性皮膚炎」「新生児ざそう(にきび)」「乳児アトピー性皮膚炎」などを全てまとめて「乳児湿疹」と言います。

乳児脂漏性皮膚炎・新生児ざそう(にきび)・乳児アトピー性皮膚炎

お子さんの場合は顔だけでしたが、顔に限らず、乳児期にみられる全身の湿疹で、最初に診断されやすいのが「乳児湿疹」なのです。

せっけんで強く洗うことでバリア機能が落ちた可能性も

回答:馬場直子さん

大人のようにせっけんやボディソープをたっぷりつけて丹念にしっかり洗うと、赤ちゃんのデリケートな肌には刺激になってしまうことがあります。強めに洗ったことでバリア機能が落ちたのかもしれません。一方で、せっけんを使わずにお湯だけで洗う場合は、油汚れが残ったり、毛穴がつまりやすかったりして、それがトラブルにつながる可能性があります。


そこで、赤ちゃんの洗い方について助産師の布施明美さんに教えてもらいました。

赤ちゃんの洗い方

赤ちゃんの洗い方解説:布施明美さん

シャワー浴がおすすめ

1か月までの赤ちゃんの場合、湯船の中でもく浴をする人が多いと思います。ですが、湯船の中で洗うとお湯が汚れてしまうため、きれいにならない可能性があります。

シャワー浴

そこでおすすめするのは「シャワー浴」です。もく浴を卒業した乳幼児にもいいですよ。

まず、ベビーバス用のスポンジを敷き、赤ちゃんを乗せます。

かけ布をして38℃ぐらいで全身を温める

いきなりお湯をかけると驚いてしまうので、布をかけて、38℃くらいのお湯で全身を温めます。

1. 頭皮を洗う

1.頭皮を洗う

最初に、頭皮を泡で洗います。頭皮は油分が多いので、指の腹で円を描くよう少し力を入れて洗い、顔にかからないようお湯で流します。

2 .顔を洗う

2.顔を洗う

次に、顔を洗います。顔もたっぷりの泡で洗うようにしましょう。特にTゾーンは脂っこいのできれいに洗います。
顔を流すときは、腰を90度に座らせてひたいから流します。最初は驚いて泣くこともありますが、次第に慣れていきます。

3. 手足と体を洗う

3. 手足と体を洗う

手足と体を摩擦が起きないようたっぷりの泡で洗います。背中を洗うときは、座らせると洗いやすいです。

性器と肛門は最後

性器とおしりの穴は汚れている可能性があるので、最後に洗いましょう。

4. 湯舟につからせる

4. 湯舟につからせる

湯船に入れるなら、きれいになったこのタイミングです。38℃くらいのお湯に2~3分浸からせるとリラックス効果があります。もし泣いてしまった場合は、両手をおなかの前でおさえてあげるといいですよ。

5. タオルで拭く

5. タオルで拭く

そして、事前に用意していたタオルで拭いてあげます。拭き取るのではなく、おさえ拭きをすることを心がけましょう。

6. 保湿

6. 保湿

お風呂上がりは、5分以内に保湿をすることがとても大切です。入浴後5分を過ぎると、赤ちゃんの肌は一気に乾燥します。まだ潤いが残っている5分以内に保湿剤を塗ることが肝心なのです。
特に、首まわりや脇の下、足の付け根など、しわになりやすいところは入念に塗りましょう。男の子の場合は、性器の周りの皮膚どうしが接している部分もきちんと塗るといいですね。


―― 保湿剤には、クリーム、ローションなど、いろいろな種類がありますが、どう使い分けたらいいですか?

保湿剤は季節や肌質に応じて変えていく

回答:馬場直子さん

保湿剤にはいろいろなタイプがあり、水分や油の多さが異なります。「フォーム」や「ローション」は水分が多くさっぱりとして、「乳液」「クリーム」「軟膏」の順番に、だんだん油が多くなります。

フォーム・ローション・乳液・クリーム・軟膏

冬など乾燥する季節は、クリームや軟膏のようにしっかり油を補うものが乾燥しにくくなります。夏など湿度が高い季節は、油が多いとベタベタするので、フォームやローションなど、さっぱりと塗りやすいものにする。そのように、季節によって塗り分けるといいでしょう。
夏でも肌が乾燥するなど、肌質によっては夏でもクリームタイプがよい場合があります。どれも一応の保湿効果はあるので、あまりこだわらずにシチュエーションに応じて使うといいでしょう。

すくすくファミリー

下の子が、乾燥性の皮膚炎によくなりました。ローションでは全くよくならず、いろいろ調べたら「にがりの入浴剤がとても効く」という口コミがありました。使ったところスッとよくなりました。

馬場直子さん

にがりに限らず、いろいろな保湿成分の入った入浴剤が市販されています。お湯に入るだけで、全身に保湿成分がコーティングされるので、効率よく保湿剤を塗る効果が期待できます。
ただし、大人が使う入浴剤には、香料や着色料、防腐剤などが入っている可能性もあります。それらの成分に合う・合わないがあり、かぶれてしまうこともあります。すぐに全身に使わず、はじめは片腕だけなどで何回か試し、赤くなったりかゆくなったりしなければ全身に使ってみるほうがいいでしょう。


日焼け止めは使わないほうがいいの?

1歳未満の乳幼児は、日焼け止めを使わず、日陰を歩いたり、服やブランケットや日傘などで太陽を避けたりすればいいと聞きました。紫外線が気になりますが、本当にそれでいいのでしょうか?
(お子さん7か月のママ)

日焼け止めはかぶれる可能性もある。紫外線は大人が防ぐ

回答:馬場直子さん

日焼け止めクリームは、紫外線をはね返すような化学物質でできています。肌のバリアが弱い場合は、かぶれてしまう可能性もあります。赤ちゃんは、一人で遊びまわるわけではないので、大人が日よけや帽子などを使って日光を防ぐぐらいでも十分だと思います。

紫外線にはメリットもあり、ある程度はあたることが大事

回答:馬場直子さん

紫外線にはメリットもあります。紫外線にあたることで、皮膚でビタミンDが合成されます。ビタミンDはカルシウムの吸収を高めるのです。あまりにも日光に当たらない場合、カルシウム不足になり、「骨粗しょう症」や、小さいころだと「けいれん」になる恐れもあります。ある程度の紫外線にあたることは大切です。

―― 日焼け止めの中でも、無添加で天然成分のクリームなどはどうでしょうか?

天然成分でも人によって合う・合わないはある

回答:馬場直子さん

天然成分であれば絶対にかぶれないわけではありません。人によって合う・合わないがあります。また、使う場合は大人用ではなく子ども用の日焼け止めクリームのほうがいいでしょう。

―― 日焼け止めを塗ったときは、しっかり洗い流したほうがいいですか?

日焼け止めはしっかり落とす

回答:馬場直子さん

日焼け止めは汗などで落ちにくくできています。やさしく洗っていると少し残ってしまい、それが続くとだんだんただれてくることがよく起こります。日焼け止めをきちんと落とすことが大事なのです。日焼け止めを泡でしっかり落とすために、2度洗いぐらいのほうがいいでしょう。


アトピー性皮膚炎や肌の弱さは遺伝するの?

私はもともと肌が弱い体質で、小学生のころはアトピーで悩んでいました。今後、私の子どもたちにもアトピーの症状が出てきてしまうのではないかと心配しています。肌の弱さは、どの程度遺伝するのでしょうか?
(すくすくファミリー)

親にアレルギー疾患があると、子どもがアトピーになる確率は高くなる

回答:馬場直子さん

アトピー性皮膚炎は、とても遺伝傾向が強いといわれています。アトピー性皮膚炎に限らず、親が食物アレルギー、ぜんそく、アレルギー性鼻炎といったアレルギー疾患を持っていると、子どもがアトピーになる確率は高くなります。

予防として肌のケアが大切

回答:馬場直子さん

親にアレルギー疾患があるときは、予防することが大切です。生まれてすぐから泡でやさしく洗い、肌のバリアを傷めず、保湿剤できちんと補強するケアによって、アレルギーになりにくいことがわかってきています。
また、少しでも気になる症状があれば、我慢して様子を見るのではなく、すぐに受診して早くケアをするようにしてください。少ない薬で治して維持することが大事です。

―― どんな治療法があるのですか?

できるだけ早くステロイド剤で治療する

回答:馬場直子さん

できるだけ早くステロイド剤を塗ることになります。ステロイド剤は、炎症をおさえるには効果的です。一方で、長く使っていると皮膚がだんだん薄くなってバリア機能が落ちてきたり、塗ったところだけ少し毛が濃くなったり、塗った部位だけに起こる副作用もあります。しかし、経験のある医師の指導のもとでステロイドを使えば、全く怖いものではありません。早く治すことを考えましょう。
最近では、もう少し弱い効果になりますが、ステロイド以外のアトピー性皮膚炎の新しい治療薬が出てきています。症状が重い場合は、ステロイドで早く治して、そのあと弱い薬に変えて状態を維持するようなことが進められるようになりました。

※記事の内容や専門家の肩書などは放送当時のものです