子育ての悩みを知恵と工夫で解決する子育てアイデア。今回は、全国のみなさんから寄せられた「子育てアイデア」をたっぷり紹介します。
榊󠄀原洋一(お茶の水女子大学 名誉教授/小児科医)
らくらく♪ 作品保存術!
石川県 飯村さん より
子どもが保育園や幼稚園、学校で作って持ち帰ってきた作品は、保管場所に困りますよね。わが家は4人きょうだいで、作品がどんどん増えてしまいます。子どもが一生懸命作ったものを捨てるのも気が引けるので、子どもの成長が記録できる一石二鳥のアイデアを考えました。
それは、作った子どもに作品を持たせて記念撮影するだけ。あとから見返すと、誰がいつ作った作品か一目瞭然です。
当時の子どもたちの表情や様子を作品とセットで残すことができるので、子どもたちと一緒に「なつかしいね」と言いながら見ています。作品についてインタビューをしながら動画撮影すると、さらに楽しい思い出になります。
あるある! 子育てカルタ
新潟市新津子育て支援センター育ちの森 館長 椎谷さん より
子育てには楽しいことも、きついことも、おもしろいことも、日常的にあふれています。そういったことをカルタにしたらおもしろいのではないかと考えました。
そこで、子育て支援センターで年4回発行している情報誌に、カルタを連載しようと思ったんです。
ちなみに、私のいちばんのお気に入りは「見つけたよ 意気揚々の 息子です」。つかまえたミミズを親に見せて喜んでいる様子を書きました。
広告の中から みいつけた!
広島県 山地さん より
娘はドライヤーが苦手で、毎日ひと苦労しています。そこで、長い髪でもゆっくり楽しく乾かせるアイデアを考えました。
まず、スーパーなどの広告の中から、商品を10個選んで書き出します。
そして、「広告みっけをするよぉ~」と子どもたちを洗面所に誘って、広告と選んだ商品リストを貼って準備完了。
子どもたちが、リストに書かれた商品を探しているうちに、髪を乾かしてしまうんです。見つけられたシールを貼ってポイントをつけたりします。今ではぐずぐずしていたドライヤーも楽しみになり、スムーズに髪を乾かせるようになりました。全部見つけることができたら表彰してあげると、次もやる気になります。
※記事の内容や専門家の肩書などは放送当時のものです