展示 9

オブジェクトベース音響による次世代放送システム

視聴者によるカスタマイズが可能な音声サービスを目指して

展示概要

視聴者の好みや視聴環境に合わせて番組音声をカスタマイズできる音声サービスの実現に向けて、オブジェクトベース音響※1による放送システムの開発を進めています。ここでは、番組制作から放送・家庭再生に至る一連の技術を展示しています。

オブジェクトベース音響による放送システムの概要

研究の目的

ナレーションの音量だけを増減したり言語を切り替えたりといった、視聴者の好みに合わせたテレビ視聴を可能にする音声サービスの研究です。

課題

番組制作から放送・家庭再生に至るすべての機器が音響メタデータを用いた番組音声の形式に対応するとともに、番組音声を再構成して再生するためのレンダラーが必要です。

どんな技術?

オブジェクトベース音響による放送が実現すると、ご自身の好みに合わせて、番組音声をカスタマイズできるようになります。どんな音声サービスが可能になるか、研究員が分かりやすくご説明します。

詳しい解説

オブジェクトベース音響による放送システムの詳細を、研究員がご説明します。

過去の技研公開での展示

関連文献

MPEG-H 3D Audio音声符号化・復号装置は、フラウンホーファー集積回路研究所と協力して開発しています。

  • 音響メタデータと音声オブジェクトごとの音声信号で構成された番組音声を、レンダラーで再構成して再生する音響方式。