オブジェクトベース音響による次世代放送システム

視聴者によるカスタマイズが可能な音声サービスを目指して

オブジェクトベース音響対応の音声卓

開発したオブジェクトベース音響対応の音声卓は、音響メタデータをストリーム形式で出力することによって音声オブジェクトと音響メタデータの同期出力を実現したため、ライブ制作にも対応可能です。また、受信機で再構成される番組音声をリアルタイムに検聴するためのレンダリング機能を備えています。

開発したオブジェクトベース音響対応の音声卓
開発した音声卓の仕様
項目 仕様
入力音声信号 最大 192 ch
入力音響メタデータ 音響定義モデル(ADM)※1
出力音声信号(本線) 最大 64 ch (音響メタデータを含む)
出力音声信号(検聴) 最大 24 ch (22.2 ch音響対応)
出力音響メタデータ 音響定義モデルのシリアル形式(S-ADM)※2
S-ADMの圧縮方式 gzip
対応するスピーカ配置 最大22.2ch音響
音声オブジェクトの数 最大 63 個 (全音声オブジェクトがモノの場合)

※1 勧告ITU-R BS.2076-2に準拠
※2 勧告ITU-R BS.2125-0に準拠