NHKスペシャル

プラネットアース 最終集 「青い砂漠 外洋と深海」

地球の7割に及ぶ海。その下には、平均約四千メートルという深い海が広がっている。プラネットアース最終回は、地球最後のフロンティア、深海へと旅立つ。
旅は外洋とも呼ばれる大海原から始まる。食べ物が少ないため、生きものたちは広大な海を回遊し獲物を探す。見所は世界最大の魚、ジンベイザメ。小魚の大群を追うカツオの群れにジンベイザメが遭遇。なんと小魚はジンベイザメの陰に隠れて、カツオの攻撃をかわそうとする。海の饗宴を迫力の映像で紹介。
もっとも困難な深海の撮影は、日本が誇る「しんかい6500」はじめ世界中の潜水艇を駆使して挑戦。巨大な口を開けるチョウチンアンコウ、ピンクの体をくねらせて舞うユメナマコ、青く発光して敵を脅すコウモリダコなど神秘的な深海生物が続々登場する。
圧巻は、海底に現れる不思議な塔。チムニーと呼ばれ、先端からは数百度という高温の熱水が噴き出す。まわりにはコシオリエビやチューブワームと呼ばれる生物など独特の生態系が広がっている。なぜ冷たい深海に、高温の熱水が噴き出すのか?実は、深海底の世界は地球内部の大きな動きと密接に関わっているという。深海を探検しながら命あふれる星・地球の知られざる姿に迫る。