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相模原市長選挙 候補者に聞きました① 統一地方選挙

もっとも訴えたいことは?市政評価は?
  • 2023年03月27日

相模原市の未来を決める相模原市長選挙が3月26日に告示され、立候補したのは、現職と新人のあわせて5人。NHK横浜局では、候補者の訴えや考えをアンケートで聞きました。なぎさとカモメがお伝えします。

※候補者の回答は原則そのまま掲載しています。

相模原市長選挙に立候補しているのは、届け出順にご覧の方々です。

カモメ

人口およそ72万人、政令指定都市の1つ、相模原市の市長を決める選挙が始まったな!

なぎさ

自然豊かで、ぼくも相模湖や宮ヶ瀬湖にはよく遊びに行っているよ。
選挙ではどんな争点があるのかな?

カモメ

候補者のみなさんに協力してもらったアンケートを紹介しよう。
まずは、「最も訴えたいこと」「市政の評価」「景気・産業振興対策」についてまとめてみたぞ!

選挙戦で最も訴えたいことは何ですか?

武嶋氏

社会の基盤である子育て支援がボロボロな状態であり、今は何を置いてもその部分を手厚くするべきと考える。子どもまん中市政への方針転換を訴えたい。

野元氏

リニア中央新幹線建設関連の開発に330億の市税を投入しようとする橋本駅南口開発計画を見直し、そのお金を子ども・若者支援の施策に使う。とりわけ、子育て・教育の無償化を進めて、子育て・教育しやすい相模原をつくり、子育て世代を呼び込み、まちのにぎわいを取り戻す。

建部氏

基地のある街で、「戦争の準備」でなく「平和の準備」が必要。ミサイル攻撃の標的になる危険のある米軍基地の縮小返還に努め、平和で安心して住める相模原をめざす。あらゆる差別をなくし、一人ひとりが個人として尊重されるジェンダー平等社会を相模原から発信する。

本村氏

現在道半ばとなっている政策の継続。行財政構造改革をしっかりと進め、財政健全化をすることで、子育て・教育・まちづくり予算を充実させ、「すべての人」に暮らしやすい、幸せ色あふれるまちをつくる。本市は都市と自然がベストミックスしており、そのポテンシャルを最大限に活かして日本一のSDGs都市を目指す。

沼倉氏

相模原市の発展は相模総合補給敞一部返還跡地の活用を財政力強化の一丁目一番に据え。小田急多摩線唐木田駅からの相模原駅及び上溝駅延伸であると確信し、本市と小田急電鉄が共同で取り組むプロジェクトチームの編成を実現することだと考えています。

カモメ

続いて、これまでの市政への評価を聞いてみたぞ!

1期4年の本村市政を100点満点で評価すると?

武嶋氏

20点
大規模事業を無理に推進している印象。市民のための政治をしている感じがしない。同性カップルのパートナーシップ宣言制度を導入した事は良いと思うが、あまり市民に周知されていないのが残念。

野元氏

30点
前回選挙(2019年)の公約とは異なることが多く、実現されていないものも多い。「大規模開発を見直す」としていたが、リニア中央新幹線関連の大規模開発を強引に進めている。中学校給食は自校方式や親子方式で実施するとしていたが、大規模なセンター校方式を採用する予定であり、こちらも公約に反する。

建部氏

30点
巨額の黒字になっているにもかかわらず、「行財政構造改革」を口実に40以上の事業の予算削減・見直しで福祉予算を削る予定。また物価高騰の中で公共施設利用料を値上げ。一方リニア新幹線関連の橋本駅周辺整備事業など大規模事業に大量に予算投入する。大規模開発優先で市民の教育・福祉・くらし応援に顔を向けていない。

本村氏

自ら評価する立場にはないため、点数をつけることはできない。他方、2019年に発表した政策集について、第三者機関による評価では着手・達成率が78.9%となった。また、市長を目指したきっかけでもあるシビックプライドは76位まで上昇した。また、転入超過数ランキングでも、全国1719市町村中12位となった。

沼倉氏

0点
4年前の市l長選挙では、前加山市政の大型事業を厳しく批判した。しかし批判の対象であった事業の全てが現時点で計画されている。さらに行政のリーダーは市民に模範を示す立場だ。行政のトップ・政治に関わる者の節度を超えたポスター等の掲示はごみと同様で街の景観条例、街の美化条例は何だったの。リーダーの資質を問う。

候補者それぞれの思いが伝わってくるね!
次は、地域経済について聞いてみたよ!

景気・産業振興対策について、どう考えますか?

武嶋氏

全体的な人口は緩やかに増加しているようだが、中身を見れば65歳以上の人口だけが増加しており、64歳以下の労働・子育て世代人口、小児人口は減少している。このままでは衰退していく事が予想される。

野元氏

コロナだけではなくウクライナ戦争による物価高騰などにより家計は大きなダメージを受けている。子育て・教育の無償化などを通じて家計負担を軽減すると同時に、賃金上昇を促しながら個人消費を回復させることが必要だ。国・地方自治体がもっと積極的に個人所得を増やす政策をとるべき。

建部氏

不要不急の大規模開発事業を改め、地域にねざして頑張っている中小業者、農林業者への支援をする。住宅リフォーム制度を復活させ、地域経済を活性化させる。普通に働けば、安心してくらせる相模原にするため、人間らしい働き方と、安心してくらせる条件の確立をめざす。

本村氏

長きにわたるコロナや原油・原材料の高騰等による影響を最も受けた市内の大半を占める中小企業の経営基盤を強化することに加え、起業家創出や市外企業誘致により地域経済の新たな担い手を生み出すとともに、企業の持続的かつ安定的な発展に不可欠である人材確保につなげる取組が必要と考える。

沼倉氏

現状を素直に述べると、残念だが内陸型工業都市の影は薄い。従来の産業誘致対策を粘りずよく推し進める。一方、市内産業を支える労働力人口の増加策の長期的視点だが、小田急多摩線唐木田駅からの相模原駅及び上溝駅延伸による利便性の向上であり、その実現に向け努力する。

なぎさ

みなさんそれぞれに問題意識と解決策があるんだね。

カモメ

限られた文字数の中に、熱い想いを込めてくれたのが伝わってきたな!
NHK横浜局ではこのほか、「教育・子育て」や「高齢化対策」、「リニア中央新幹線と新駅周辺の開発」、「地域の活性化」など、相模原市ならではの争点について候補者の皆さんに聞いているぞ。

なぎさ

アンケートの残りの回答も、ぼくたちが伝える予定です!
みなさんにわかりやすく伝わるように頑張ります!

NHK横浜局では選挙の情報をホームページの「かながわ情報羅針盤」のコーナーや、特設サイトでも掲載しています。ぜひご覧下さい。

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