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神奈川県議会議員選挙 注目のポイントは? 統一地方選挙

  • 2023年03月29日

神奈川県議会議員選挙が3月31日に告示されます。定数105に対して、162人が立候補の意向を示しています。選挙の構図や激戦区、無投票が見込まれる選挙区など、注目のポイントをまとめました。

※3月29日時点の情報です。今後変わる可能性があります。

自民党がほぼ半数占める

神奈川県議会は定数105人ですが、これまでに5人が辞職し、現在は100人が在籍しています。政党を中心に11の会派にわかれています。
党籍別では自民党が49人とほぼ半数を占め、次いで立憲民主党28人、公明党8人、共産党5人、国民民主党1人、神奈川ネットワーク1人となっています。
会派別では自民党 47人、立憲民主党・民権クラブ 28人、公明党 8人、共産党 5人、かながわ県民・民主フォーラム 5人、県政会 2人、わが町 1人、神奈川ネットワーク運動 1人、横浜瀬谷区の会 1人、さかえの会 1人、秦野の会 1人となっています。

区割りと定数一部変更

定数は前回と同じ105人で変わりませんが、選挙区の数は、愛甲郡(愛川町・清川町)が隣接する厚木市の選挙区と併合され、48から47に減りました。
人口の増減にあわせて定数も見直され、横浜市青葉区は定数3から4に、海老名市は定数1から2に増えた一方、横須賀市は定数5から4に減りました。
また、南足柄市と足柄上郡で定数1、足柄下郡で定数1だった選挙区は、線引きが変更され、南足柄市と足柄下郡で定数1、足柄上郡で定数1になりました。

激戦が見込まれる選挙区も

3月29日時点で立候補の意向を示しているのは、定数を57人上回る162人です。
一部の選挙区は定数の2倍を超える立候補があり、激戦の見通しです。
横浜市港南区は定数2に対して5人が立候補を予定。
横浜市青葉区でも、定数4に対して7人が立候補を予定しています。

12選挙区が無投票の可能性

一方、定数と同じ数の立候補予定者が見込まれ、無投票となりそうな選挙区は12あります。
▼横浜市西区(定数1)
▼横浜市南区(定数2)
▼横浜市緑区(定数2)
▼相模原市緑区(定数2)
▼平塚市(定数3)
▼鎌倉市(定数2)
▼逗子市・葉山町(定数1)
▼三浦市(定数1)
▼座間市(定数1)
▼南足柄市・足柄下(定数1)
▼綾瀬市(定数1)
▼足柄上(定数1)

女性候補者は3割未満

立候補を予定している人のうち、女性は37人と全体の23%になっています。

人口は2年連続減少

神奈川県の人口は令和5年1月1日時点で、922万7901人。
前の年から3276人減っています。
神奈川県の人口は、令和3年に統計開始以来初めて減少に転じ、2年連続で減少しています。
川崎市や藤沢市、海老名市など、交通の利便性が高い地域では人口の増加が続いていますが、県西部や横須賀三浦地域などでは減少が続いていて、地域差が拡大しています。
65歳以上の人の割合は25%を超えていて、地域によっては40%を超えている市町村もあります。
今後急速に進む少子高齢化が大きな課題です。

投票は4月9日

神奈川県庁

神奈川県議会議員選挙は、横浜・川崎・相模原の市議会議員選挙とともに3月31日に告示されます。
投票日は県知事選挙や相模原市長選挙も同じく4月9日です。

選挙の情報は特設サイトでも

NHK横浜放送局では、統一地方選挙の情報を特設サイトも発信しています。
各候補者の訴えのほか、選挙の仕組みなどさまざまな情報を随時アップしていきます。
ぜひご覧下さい。

  • 古賀さくら

    横浜放送局 記者

    古賀さくら

    横浜局、前橋局を経て、現在は横浜局で主に県政を担当。 新型コロナウイルスへの対策をはじめ、医療や介護福祉分野を精力的に取材。

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