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茨城県内の事例で学ぶ特殊詐欺の対策と手口「かぜをひいているに注意」【動画掲載1分43秒】

  • 2024年1月15日

詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは、「かぜをひいているに注意」です。

去年(2023年)12月、茨城県内に住む80代の女性の自宅に、長男を名乗る男から駅で財布をなくしてしまったという内容の電話がありました。

男は、電話の最初にこう切り出したと言います。
「かぜをひいて声の調子がいつもと違う」

女性の自宅には、駅員だという男から「駅のゴミ箱に息子さんのカードが入った財布が捨てられていました」と電話があったあと、長男を名乗る男から再び電話がかかってきたということで「仕事の仲介をしたので責任をとる必要があり、800万円が必要だ。助けてほしい」などと言われました。

話を信じた女性は、自宅の近くで長男の友人を名乗る男に現金800万円を手渡し、だまし取られてしまいました。

皆さんへのお願いです。「かぜをひいているに注意」

「かぜをひいている」とか「のどの調子が悪い」などとうそを言うのは身内をかたる「オレオレ詐欺」の古典的な手口です。

今の季節だと体調不良で声色がふだんと違ったり、声がかすれたりしていてもそれほど違和感を覚えないかもしれませんが、それが詐欺グループの狙いです。

電話でお金の話がでたら理由がなんであれ必ず詐欺を疑ってください。
一度、電話を切って警察や家族に相談してください。

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