詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは「新型コロナの影響に注意」です。
10月、宇都宮市にある50代の男性が経営する店に年金事務所の職員を名乗る男から電話があり、「新型コロナの影響で年金の保険料の還付金がある」と言うのです。
男はさらにATMでの手続きが必要だとして「ATMに到着したら電話をしてほしい。還付金を受け取るための操作を教える」と言いました。
話を信じた男性が近くのATMに行き教えられた番号に連絡したところ電話に出た金融機関の職員を名乗る男に指示されるがままATMを操作しました。
その結果、およそ50万円を指定された口座に振り込んでだまし取られてしまいました。
皆さんへのお願いです。「新型コロナの影響に注意」
新型コロナの影響でさまざまな軽減措置が実施されたり、給付金が支給されたりしました。
そのため「コロナの影響で還付金がある」と言われると信じてしまいそうになるのも無理ないことかもしれません。しかし、電話で「還付金」と言われた場合、詐欺の疑いが濃厚です。
年金事務所や金融機関の職員が電話をしながらATMの操作を教えることは絶対にありません。
「還付金」ということばが出たら理由が何であれ、詐欺を疑って、家族や警察に相談してください。