静岡 春闘 スズキ、ヤマハ発動機、ヤマハの労組 要求は?
- 2023年02月17日
記録的な物価の上昇が続き、賃上げが課題となる中、ことしの春闘で県内にあるスズキ、ヤマハ発動機、ヤマハの労働組合は、去年を上回る額を要求しました。
大手各社 労組の要求は?
このうち浜松市に本社がある自動車メーカー「スズキ」の労働組合は、ベースアップに相当する賃上げと定期昇給分をあわせて組合員1人あたり平均で去年より4700円多い1万2200円、ボーナスにあたる一時金は0.4か月多い5.8か月を要求しました。
磐田市に本社がある大手バイクメーカー「ヤマハ発動機」は、去年よりも4000円多い7000円の賃上げ、一時金は0.1か月多い6.6か月を要求しました。
また、浜松市に本社がある大手楽器メーカー「ヤマハ」は、去年よりも4000円多い7000円の賃上げ、一時金は0.4か月多い5.9か月を要求することを決めました。
物価の高騰が日々の生活に重くのしかかる中、 各組合とも去年を上回る要求となっています。
「さわやか」はすでに時給引き上げ
一方、県内で34店舗を展開し、ハンバーグが人気の「炭焼きレストランさわやか」では、 パートやアルバイト従業員、およそ1500人の時給を2月分から 一律で100円引き上げたことがわかりました。
従業員の確保が難しい状況が続く中、質の高い人材を獲得するために引き上げを決めたということで、企業にとっては、物価高騰への対応に加え、いかにして人材を確保していくかも課題となっています。