NHKさいたまブログ

「自然を愛するさいたまーずさん」は、埼玉県生態系保護協会の堂本泰章さん。

堂本さん達は、秩父三山の一つ両神山(りょうかみさん)の再生に取り組んでいます。豊かな自然が残っているように見えながら、両神山は荒れているようです。それはなぜなのか?山の再生への道筋や今後の見通しについてたっぷりとうかがいました。

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「自然を愛するさいたまーずさん」埼玉県生態系保護協会の堂本泰章さんから自然保護の話をうかがいました。
堂本さんたちは、秩父三山の一つ両神山再生に取り組んでいます。

山頂付近の1200ヘクタール余りの広大な土地
を、ナショナルトラスト・寄付でお金を集めて土地を取得し保護活動を行っています。

番組では、「ブッポウソウ」と鳴く、コノハズクの珍しい声を聞かせて貰いました。
実はコノハズクがブッポウソウと鳴くことが分かったのは、昭和10年(90年ほど前)NHKのラジオの中継がきっかけだったというエピソードなどもお話頂きました。

コノハズク
が鳴くように、豊かな自然が残っているように見えながら、両神山は鹿が低く生える植物を食べてしまうことなどで、植物の種類が減ってしまい、それに伴って昆虫がそしてそれを捕食する小動物などが減少しているそうです。

生物の多様性を維持するために、鹿柵を設置する取り組み
や、山頂付近の山小屋を有人にしてそこを拠点に自然保護活動の拠点にしていくなど、今後の展望もお話いただきました。

 

【まちむら便り】

北本自然観察公園・埼玉県自然学習センターからのまちむら便り。
公園は蝉時雨の音に包まれているそうです。これからは子どもたちが夏休みに入り、様々な生き物と触れ合うことが出来る時期です。
埼玉県自然学習センターでは自由研究の相談を受けているそうですが、子どもたちの生き物に会った時の感動などに素直に共感してあげることが心掛けているという話が印象的でした。
夕方や夜にかけて、生き物の観察会などのイベントも開催されるそうです。

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