用活動は6月開始”
「ルールを守って」首相

大学生の新卒採用をめぐり、安倍総理大臣は東京・立川市で開かれた支援者の集会で、「企業がよい人材を確保しようと採用活動が早くなっている」と指摘したうえで、企業側は採用面接の開始時期などを示した経団連の指針を守るべきだという認識を示しました。

この中で、安倍総理大臣は大学生の新卒採用について、「だんだんと雇用がよくなっているため、企業が早くよい人材を確保しようと採用活動が早くなっている。学生の本分である勉強よりも就職活動が早くなってしまい、これはやっぱりおかしい」と述べました。

そのうえで、安倍総理大臣は「企業側ともよく話をした結果、『採用活動は6月開始』というルールを作ったところだから、このルールをしっかりと守っていただきたい」と述べ、企業側は採用面接の開始時期などを示した経団連の指針を守るべきだという認識を示しました。

大学生の新卒採用をめぐっては、経団連が指針として2020年に入社する学生までを対象に、採用面接を開始する時期などを示していますが、中西会長は3日、2021年春に入社する学生の就職活動から廃止すべきだという考えを示しています。