大規模買収で議員10人超
辞職の異例事態 補欠選挙へ

河井克行元法務大臣の実刑判決が確定した大規模な買収事件で、検察審査会が「起訴相当」と議決した広島市議会議員3人が9日、辞職願を提出しました。
広島では検察審査会の議決のあと、9日までに8人の地方議員が辞職していて、10人を超える議員が辞職することとなる異例の事態となっています。

河井克行元法務大臣の実刑判決が確定した3年前の参議院選挙をめぐる大規模買収事件で、東京の検察審査会は、裁判で現金を受け取ったと認定されたものの不起訴となった広島県議会議員や広島市議会議員ら35人を「起訴相当」と議決し、検察が再捜査を進めています。

このうち広島市議会議員3人が9日、辞職願を提出し、近く市議会の本会議で辞職が認められる見通しです。

広島では検察審査会の議決のあと、9日までに県議会議員4人を含む8人の地方議員が辞職していて、10人を超える議員が辞職することとなる異例の事態となっています。

広島では今後、公職選挙法の規定に基づいて、県議会議員や広島市議会議員の補欠選挙が相次いで行われる見通しです。