逢坂誠二氏と泉健太氏
立民代表選に立候補意向表明

逢坂氏「総合的に考え決意」

立憲民主党の代表選挙をめぐり、逢坂誠二 衆議院議員が必要な推薦人20人を確保できたとして立候補する意向を表明しました。

立憲民主党の枝野前代表の後任を選ぶ代表選挙をめぐり、赤松 前衆議院副議長を中心とする党内の最大グループが16日夜、国会内で会合を開き「グループ内から候補者を出すべきだ」として、必要な推薦人20人を確保した上で、逢坂誠二 衆議院議員を擁立する方針を決めました。

会合のあと逢坂氏はグループの幹部らとともに記者団の取材に応じ「多くの仲間から『逢坂でいきたい』という意思表示を受け、党が置かれている状況や日本の政治の状況などを総合的に考えた中で代表選に出馬する決意をした。日本の政治そのものが大きな曲がり角を迎えておりそれほど大きな力はないが少しでも貢献したい」と述べました。

逢坂氏は衆議院北海道8区選出の当選5回で62歳。

北海道のニセコ町長を3期11年務めたあと平成17年の衆議院選挙で初当選し、民主党政権では総理大臣補佐官などを務めました。

逢坂氏は17日記者会見して政策などを発表することにしています。

泉氏「党の再生のために」

立憲民主党の代表選挙をめぐり、泉政務調査会長は「党の再生のために引っ張っていかなくてはいけないという思いを強くした」と述べ、立候補する意向を表明しました。

泉政務調査会長は、みずからが会長を務める、旧国民民主党出身の議員を中心としたグループの会合で、枝野前代表の後任を決める代表選挙に立候補する意向を表明しました。

このあと、泉氏は記者団に「党の再生のため、誰かがこの党を引っ張っていかなくてはいけないという思いを強くし、立候補を決意した。党の魅力を発揮できるよう挙党一致の体制を目指したい」と述べました。

そのうえで「代表選挙のいちばんの争点は、いかにして党を再生し、国民の役に立てる政党にしていくかということだ。批判が中心だという声も聞くが是々非々の姿勢などを認知してもらえるよう訴えていく」と述べました。

また、先の衆議院選挙での共産党などとの連携について「一定の成果はあったが、党の比例票に結び付かなかった反省点はある。党が本来持つゾーンや魅力を発信して、安心して投票してもらえる政党にしなければいけない」と述べました。

泉氏は、衆議院京都3区選出の当選8回で、47歳。

旧国民民主党では、国会対策委員長や政務調査会長を務め、去年9月に行われた代表選挙では枝野氏と争って敗れました。

泉氏は、17日記者会見して政策などを発表することにしています。

大串氏 小川氏 西村氏が立候補検討

一方、西村智奈美 衆議院議員は女性の立候補を求める議員らへの働きかけを続け、必要な20人の推薦人の確保を目指して詰めの調整を行っています。

また立候補を検討している大串博志 衆議院議員と小川淳也 衆議院議員はこれまでに推薦人確保のめどが立っておらず、まだ態度を決めていない議員などに働きかけを続けています。