広島県「宣言」延長
政府に要請“危機的状況”

広島県は26日、今月31日が期限の緊急事態宣言について、県内の感染状況が非常に厳しい危機的な状況にあるとして、政府に延長を要請しました。

緊急事態宣言が出されている広島県では、変異ウイルスの影響もあって宣言が出された今月16日以降も、1日の感染確認が200人を超える日があるなど感染の拡大が続いています。

こうした状況を踏まえ広島県は26日午後、今月31日が期限の緊急事態宣言を延長するよう政府に要請しました。

湯崎知事は記者団に対し「県内の感染状況は高止まりから減少傾向に転じて低くなっているように感じられるかもしれないが、実際には非常に厳しい危機的状況にある。リバウンドを防止して感染レベルを低く押さえ込むため、国に宣言の延長を要請した」と述べました。

そのうえで「飲食店の休業で夜の人出は減っているが平日の日中の人出が、まだ課題として残っている。感染拡大を抑えるための対策は、今週中には発表したい」と述べました。