広島県知事 今月末の宣言
解除は困難の認識示す

広島県などに出されている緊急事態宣言について、湯崎知事は、県内は極めて危機的な感染状況が続いているとして今月31日の期限までに解除することは困難だという認識を示しました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、広島県などに出されている緊急事態宣言は今月31日が期限となっています。

これについて、広島県の湯崎知事は、25日の記者会見で「宣言が出されて10日目になるが、引き続き、極めて危機的な感染状況が続いている。今すぐに解除するのは難しいと政府に伝えている」と述べ、今月末の期限までの宣言解除は困難であるという認識を示しました。

また、県内全域の酒類やカラオケ設備を提供する飲食店に、原則、休業を要請するなど県が実施している集中対策についても「感染の拡大を抑えるためには、人出を抑制し、接触機会の削減が最も重要だ。今の対策を来月1日以降、緩めることは難しい状況だ。行動制限など何ができるか、さまざまな方法を検討している」と述べました。