「衆院解散・総選挙 当面
難しい」公明 山口代表

25日に行われた衆参3つの国政選挙で自民党が全敗したことを受けて、公明党の山口代表は、与党への厳しい審判であり、まずは新型コロナウイルス対策で結果を出すことが重要だとして、衆議院の解散・総選挙は当面難しいという認識を示しました。

菅政権にとって最初の国政選挙となった衆参3つの選挙は、いずれも野党候補が勝利し、自民党は、候補者擁立を見送った選挙を含め、全敗しました。

これについて、公明党の山口代表は、記者会見で「与党に対する厳しい審判だと受け止めることが重要だ。政権に対する影響がないとは言えず、当面は新型コロナウイルス対策をしっかり行い、着実に結果を出していく真摯(しんし)な取り組みが重要だ」と述べました。

そのうえで、衆議院の解散・総選挙について「菅総理大臣自身も新型コロナ対策に力を入れる方針であり、当面はなかなか難しい。与党として国民生活に対する責任を果たしていく中で、適切なタイミングを菅総理大臣が決断すると思う」と述べ、当面は難しいという認識を示しました。