ミャンマー情勢打開へ
ASEANの努力を高く評価

ミャンマー情勢をめぐるASEAN=東南アジア諸国連合の首脳級の会議で、平和的な解決に向けて、議長声明が発表されたことについて、加藤官房長官は、ASEANによる事態打開のための努力を高く評価する考えを示しました。

ミャンマー情勢をめぐるASEAN=東南アジア諸国連合の首脳級の会議が、24日開かれ、平和的な解決に向けて、ASEANの特使をミャンマーに派遣して対話を仲介するなどとした議長声明を発表しました。

これについて、加藤官房長官は午前の記者会見で「事態の改善に向けた第一歩として歓迎し、ASEANの事態打開のための努力を高く評価する。日本政府としては、対話の開始のため、被拘束者の速やかな解放が重要な土台になると従前から申し上げており、その点は強調していきたい」と述べました。

一方、記者団から「クーデターを起こしたミャンマー軍のトップ、ミン・アウン・フライン司令官の出席に批判も出ているが」と問われたのに対し「ASEANがお決めになっていることであり、日本政府としてのコメントは差し控えたい」と述べました。