米の地上発射型 中距離
ミサイル「配備の打診ない」

アメリカがアジアへの配備を目指しているとされる地上発射型の中距離ミサイルについて、茂木外務大臣は衆議院外務委員会で、日本を含むどの同盟国にも配備の打診は来ていないと説明しました。

この中で茂木外務大臣は、アメリカが台湾への圧力を停止するよう中国に求めていることに関連し「台湾をめぐる問題が当事者間の直接対話によって平和的に解決されることを期待している。先の『2プラス2』では台湾海峡の平和と安定の重要性について一致した。成果文書に『台湾』ということばが入ったのは10年ぶりで、これ自体が1つの大きなシグナルになっている」と述べました。

また、アメリカが台湾有事に備える目的で日本を含むアジアに地上発射型の中距離ミサイルを配備する可能性を問われたのに対し「アメリカからは『直ちに配備する状況にはなく、また具体的な配備先について検討は行っておらず、どの同盟国に対してもその受け入れや配備に関し打診は行っていない』と説明を受けている」と述べました。