川崎市 ワクチン接種の
基本方針を公表

新型コロナウイルスのワクチン接種に向け、川崎市は、集団接種を行う会場を7つの区の市民館などに設置するほか、今後、仕事をしている人などのために職場での集団接種も行う方向で調整を進めることにしています。

人口150万人余りの川崎市では先月、全国に先駆けてワクチンの集団接種の会場を想定した訓練を行いました。

市は16日にワクチン接種の基本方針を公表し、それによりますと、市内の7つの区にある市民館や教育文化会館に、それぞれ集団接種の会場を設けるとしています。

集団接種は、4月1日から高齢者を対象に先行して始める想定で、市では休日を含め、週に5日、1日8時間対応し、7つの会場で1日2000人以上に接種できるとしています。

また市では、かかりつけ医などでの個別接種や、高齢者施設などを対象にした巡回接種も行う方針で、協力する医療機関の数に応じて集団接種の規模も調整したいとしています。

また今後、仕事をしている人などのために、職場での集団接種も実施する方向で、企業などと調整を進めることにしています。

福田紀彦市長は「ワクチン接種への期待は、日に日に高まっている。関係団体の協力を得ながら体制の構築を進めたい」と話していました。