相答弁がきっかけ」
発言を撤回 自民 柴山氏

財務省による決裁文書の改ざん問題をめぐり、自民党の柴山筆頭副幹事長は記者団に対し、「安倍総理大臣の答弁が、少なくともきっかけになった」などと述べましたが、その後、誤解を与える不用意な発言だったとして撤回しました。

財務省による決裁文書の改ざん問題をめぐり、自民党の柴山筆頭副幹事長は8日夕方、記者団に対し、安倍総理大臣が去年2月、森友学園への国有地売却について「関係していたら総理大臣も辞める」などと答弁したことに関連し、「安倍総理大臣の答弁が、少なくともきっかけになったことは紛れもない事実だろう」と述べました。

これについて柴山氏は8日夜、改めて記者団に対し、「『きっかけ』という表現が、時系列的な単なる出発点という意味で使ったにもかかわらず、あたかも改ざんをもたらす原動力、原因だったと受け取られたのは不用意だった」と釈明しました。そのうえで「きっかけというのが契機と捉えられてしまうとすれば撤回したい」と述べました。