学術会議の在り方めぐり
有識者と意見交換 井上大臣

日本学術会議の在り方をめぐり井上科学技術担当大臣は、学術会議から提言を受ける立場にあたる政府の会議の有識者議員と面会し、組織の形態や会員の構成などについて意見を交わしました。

日本学術会議を所管する井上科学技術担当大臣は、学術会議から提言を受ける立場にあたる政府の「総合科学技術・イノベーション会議」の有識者議員のうち3人の民間議員と面会し、学術会議の在り方をめぐって意見を交わしました。

この中で民間議員からは、学術会議の組織形態について「予算や人が担保できれば、国の行政機関である必要はないのではないか」という意見の一方、「行政機関であることで機能を果たせるのではないか」という指摘も出されたということです。

また学術会議のメンバーのうち産業界の占める割合が3%程度にとどまっているとして、産業界からも積極的に加わりたいといった意見も出されたということです。

このあと井上大臣は記者団に対し「学術会議は非常に重要な組織でよりよいものにしなければならないということで一致したが、まだまだ課題があるということも共通した認識であり、具体策も含めて一緒に考えていきたい」と述べました。