区議 性的マイノリティー
傷つける発言で厳重注意

東京 足立区議会の白石正輝議員が、先月の区議会で性的マイノリティーの人たちを傷つける発言をしたとして、所属する区議会自民党が議員を厳重に注意したことが分かりました。

東京 足立区議会の白石正輝議員は、先月25日の区議会本会議で、LGBTと呼ばれる性的マイノリティーの人たちについて「日本人が全部L、全部Gで、次の世代は生まれますか。次の世代を担う子どもたちが1人も生まれない。本当にこんなことでいいんだろうか」などと発言しました。

この発言に対して、足立区議会事務局には「差別だ」とか「区議会議員としてふさわしくない」などといった電話やメールが100件以上寄せられたということです。

白石区議が所属する足立区議会自民党は、多くの人を傷つけたり、世間を騒がせたとして、6日に白石区議を口頭で厳重に注意しました。

足立区議会自民党の金田正幹事長は、NHKの取材に対し「今回の発言で多くの人を傷つけることになり、大変申し訳なく思っている。白石区議には今後の発言に気をつけてもらいたい」と話していました。

区議「発言は撤回しない」

一方、白石区議はNHKの取材に対し「しっかり議会の発言内容を聞いてもらえれば、誤解されないと思っている。世の中にはいろいろな意見がある。私は自分の政治家としての意見を言ったまでであり、厳重注意は受けたが、発言は撤回しないし間違っていないと考えている」と話していました。