「3回目の法務大臣 前回
の延長線上と捉えず」上川氏

法務省では、新旧大臣による事務の引き継ぎが行われました。

法務省の大臣室では、新たに就任した上川大臣が森前大臣を迎え、上川大臣が「本当にお疲れさまでした」とねぎらったのに対し、森前大臣は「上川さんが大臣で安心です」と応じ、引き継ぎ書にサインをしました。

このあと、上川大臣は幹部職員およそ70人を前にあいさつし、「新しい政権となり、3回目の法務大臣としてこの場に立つことは感無量の思いだ。今回の就任を前回の延長線上と捉えず、新しい法務大臣としてフレッシュな気持ちで取り組む」と述べました。

そのうえで「現在の法務省は国民からの信頼が損なわれている状況にあると言わざるをえない。法務行政は国民生活の安心・安全を実現することが使命で、国民からの信頼なくして成り立たない」と述べました。

そして、上川大臣は「国民や法務行政を担う職員と徹底的に対話を行い、負の遺産があれば即刻整理し、国民からの信頼回復の上に、国民にとって身近な司法の実現が図られるよう、全力を尽くしていく」と抱負を述べました。