“IOC会長 来月末にも
訪日を希望” 組織委森会長

菅総理大臣が就任したことを受けて、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長は16日、IOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長との電話会議で、菅総理大臣の就任を伝えたということです。

16日夜、都内で記者団の取材に応じた森会長は「バッハ会長は『来月末にも日本を訪れて、菅総理大臣に直接あいさつがしたい』と話していた」と述べ、バッハ会長が訪日したい意向を示したことを明らかにしました。

森会長によりますと、今週末からの4連休明けにも、まずは菅総理大臣とバッハ会長の電話会談を検討しているということで、バッハ会長は橋本オリンピック・パラリンピック担当大臣など、東京大会に深く関係する閣僚らが再任されたことにも安心していたということです。

森会長はこれに先立って、菅総理大臣の就任を受けてコメントを発表し、「バッハ会長からは、これまでの政府の取り組みへの謝意に加え、『菅総理大臣にお祝いを申し上げたい。できるだけ早く直接お会いしてごあいさつしたい』と話があった。IPC=国際パラリンピック委員会のパーソンズ会長からも、『来年の大会開催に向けた緊密な連携をお願いしたい』というコメントが公表されている。最大の課題であるコロナ対策は今月初めに、政府主導で国、東京都、組織委員会、そして専門家も交えての調整会議が発足したところだ。国民の共感を得て、大会の開催が実現するよう、引き続き準備に尽力する」などと述べました。