「国会に呼ばれたら誠実
答えたい」柳瀬元総理秘書官

柳瀬元総理大臣秘書官は、「加計学園」の獣医学部新設をめぐって、3年前に学園の関係者と総理大臣官邸で面会したことを国会で認めるかどうかについて、3日記者団に対し、「国会に呼ばれましたら誠実にしっかりと答えたいと思います」と述べました。

安倍総理大臣の中東歴訪に同行していた元総理大臣秘書官の柳瀬経済産業審議官は、帰国後3日夕方、経済産業省で記者団の取材に応じました。

この中で、柳瀬元総理大臣秘書官は「加計学園の関係者と面会したことを認めるのか」という質問に対し、「これまでも申し上げましたとおり、国会に呼ばれましたら、誠実にしっかりと答えたいと思います。国会のご判断に従います」と述べました。

「加計学園」の獣医学部新設をめぐっては3年前に愛媛県の担当者が、加計学園の関係者らとともに総理大臣官邸を訪問した際のやり取りを記したとされる文書が残されていて、当時、総理大臣秘書官だった柳瀬氏が「本件は、首相案件」などと発言したと記載されています。

これについて柳瀬元秘書官は、先月10日に「記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはありません」などとするコメントを出しています。

こうした中、関係者によりますと、柳瀬元秘書官は加計学園の関係者とは、総理大臣官邸で面会していたことを、国会で認める方向で調整を進めているということで、国会招致されれば、こうした内容を説明するものと見られます。