原前経産相 公選法抵触
認めるも離党・辞職せず

秘書が香典を手渡していたなどと報じられ、去年、大臣を辞任した自民党の菅原 前経済産業大臣は、記者会見を開き「公職選挙法に触れる事案があった」として陳謝する一方、離党や議員辞職は否定しました。

自民党の菅原 前経済産業大臣は去年、選挙区内で秘書が香典を手渡していたなどと報じられ、就任から1か月余りで大臣を辞任しました。

菅原氏は、国会の会期末を前に16日、自民党本部で記者会見を開き「選挙区内で秘書が葬儀に出席して香典を渡していた点など、一部、公職選挙法に触れる事案があった。私の認識が甘かったと大いに反省している」と述べ、陳謝しました。

また、選挙区内の有権者にメロンなどを贈ったと報じられたことについては「13年以上前のことで、いろんなものをいただいたり、届けたりすることが一部あったが、それ以降、こんにちまで一切やっていない」と述べました。

一方で「残りの任期は、法令順守を徹底しながら一兵卒として、しっかりと活動し精進していきたい」と述べ、離党や議員辞職は否定しました。