たな日常」へIT技術
活用 有識者懇談会設置へ

新型コロナウイルスの収束後の「新たな日常」に向けて、竹本IT担当大臣は、記者会見で、IT技術の活用を検討するため、幅広い分野の有識者による懇談会を新たに設け、具体的な政策の提言を求める考えを示しました。

この中で、竹本IT担当大臣は、「新型コロナウイルスの感染拡大を経験し、今までとは違う生活形態が要求される中、ITを使って、どのようなことができるか議論したい」と述べ、慶應義塾大学の竹中平蔵・名誉教授を座長に、学識経験者や大手企業の役員などをメンバーとする懇談会を新たに設けることを明らかにしました。

そのうえで、テレワークなどのさらなる広がりを見据えた企業の在り方や、人と人との接触が減ることによる心のケアなど、幅広い論点で議論を進め、具体的な政策の提言を求める考えを示しました。

懇談会は、13日初めての会合を開く予定で、竹本大臣は、議論の内容を、ことしの「骨太の方針」にも反映させたいとしています。